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人が倒れる姿で絶望、負傷、情愛、解放、感動、死を表現した青山真治監督「わかりやすい作品を撮っているつもり」

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青山真治監督「いつもわかりやすい作品を撮っているつもり」
青山真治監督「いつもわかりやすい作品を撮っているつもり」

 11日、東京・表参道ヒルズで開催中のアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア 2010」にて、青山真治監督の新作短編映画『DOWN』がプレミア上映され、青山監督が舞台あいさつを行った。

 本作は今年から新設された「ミュージックshort クリエイティブ部門」の特別招待作品。この部門は、各レコード会社の協賛のもとエントリーされた166の楽曲をテーマに、各クリエイターが自由に映像作品を制作するもので、青山監督はアコーディオン奏者、マルカートの楽曲「マロニエ通り」からインスパイアされ、短編映画『DOWN』を完成させた。

 まず、楽曲選びから始めたという青山監督は、「たくさんの曲を聞いたが、歌が始まるたびに次の曲に飛ばした」と歌詞の乗った楽曲に関心が抱けなかったとコメント。最終的にアコーディオンの音色が心地よいインストルメンタル曲にたどり着いたといい、「(言葉ではなく)映像そのものが歌詞の役割を果たすと考え、いたってシンプルな作品に仕上がった。出来映えにとても満足しています」と自信のアピール。ある記者から「とてもわかりやすい作品ですね」と質問が飛ぶと、「いつもわかりやすい作品を撮ってるつもりですけど」と苦笑する場面もあった。

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 『DOWN』は登場人物が次々と「倒れる」姿を通して、人間のリラックス、絶望、負傷、情愛、解放、感動、死といったものを独自の世界観で描き出す短編作。楽曲を提供したマルカートは、アコーディオン奏者のシンガーソングライターで、現在までに5枚のアルバムを発表している。

 「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア 2010」は6月10日から13日まで表参道ヒルズスペースオー、6月16日から20日までラフォーレミュージアム原宿で開催

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