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4時間38分の大作!殺人から20人以上がつながる作品に忍成修吾が困惑

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「最初は理解できなかった(笑)」忍成修吾
「最初は理解できなかった(笑)」忍成修吾

 23日、東京国立近代美術館フィルムセンターにて現在開催中のぴあフィルムフェスティバルで映画『ヘヴンズ ストーリー』がプレミア上映され、出演者の寉岡萌希忍成修吾村上淳山崎ハコ菜葉菜江口のりこ栗原堅一大島葉子瀬々敬久監督が舞台あいさつを行った。

 本作は映画『感染列島』など、これまでも現実の事件にインスパイアされてきた瀬々監督が不条理な殺人というテーマに挑み、結果上映時間が4時間38分にも及ぶ作品に仕上がったことが話題となった全9章の意欲作だ。一般の観客に初のお披露目となったこの日、登壇した瀬々監督は「こんな長い映画を選んでいただいて(笑)、ありがとうございます。今は緊張すると同時に楽しみ。(映画を観て)ぜひいろんなものを持って帰って下さい」とあいさつした。そして映画がこのような長さになった理由について「物語は現実の事件をモチーフにしている。なぜ起こったのか、どういう意味があるのか。あるいは生きることはどういうことなのか、など探って撮影するうちにどんどん膨らんで深みにはまっていきました」と作り手の熱い思いゆえだったことを明かした。

 劇中で両親と姉を殺された過去を持つ少女・サトを演じた子役出身の若手女優・寉岡は「台本をもらったときはこんな長編になると思っていなかったです(笑)。自分が演じるサトは家族を殺されるけど、誰に起こってもおかしくない話。この映画に出演してニュースを身近に感じ、考えさせられるようになりました」と初々しくコメント。一方、未成年のときに殺人を犯してしまった青年・ミツオを演じる忍成は「最初に台本をもらったとき、理解できませんでした(笑)。自分が演じるミツオは殺人者なので最初は偏見を持っていたけど、演じるうちに彼の内面はどうなっているのか考えさせられるようになりました」と撮影当時を振り返った。この二人のほかにもキャストたちからは、本作に出演したことで社会問題についてさまざまに考えさせられたと口々に語られていた。

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 『ヘヴンズ ストーリー』は不条理な殺人が次々と起こる現代をテーマにした、全9章からなる重厚な作品。20人以上の登場人物が複数の殺人をきっかけにつながっていく様を通して、日常の中にある罪と罰を浮かび上がらせると同時に、復讐(ふくしゅう)の先にある再生を描く。

映画『ヘヴンズ ストーリー』は10月より渋谷ユーロスペースほか全国公開

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