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満島ひかり、『呪怨』清水崇監督との初タッグは「夏の悪夢のような日々」!ホラー初主演『ラビット・ホラー3D』がクランクアップ!!

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白いウサギが……。 映画『ラビット・ホラー3D』より
白いウサギが……。 映画『ラビット・ホラー3D』より

 女優の満島ひかりがホラー作品に初主演する映画『ラビット・ホラー3D』が8日、都内のスタジオでクランクアップした。メガホンを取るのは映画『呪怨』シリーズや昨年、アジア圏初の長編デジタル3D映画として話題を集めた『戦慄迷宮3D THE SHOCK LABYRINTH』で知られる清水崇監督。満島は本作の撮影を終えて、「すさまじくハードな日程で、作品のようにまさしく、夏の悪夢のような日々でした」と清水監督との初タッグを振り返った。

満島ひかり出演映画『川の底からこんにちは』場面写真

 満島演じるヒロイン・今里キリコが、幼い弟を連れ去ろうとする謎のウサギ人間と戦いながら、その裏に隠された秘密やトラウマと向き合うホラー作品。過去と現在、日常と異空間、そして正気と狂気といった対立要素が繊細(せんさい)に絡み合う、清水監督らしいストーリーになっている。満島は「実は怖いの、苦手なんです……」とこぼしつつ、撮影に没入。現時点で明かすことはできないが、キリコは設定上、大きな感情表現が難しい役どころで、演技のパターンにも制限が多い。満島にとっては、力量が試される瞬間でもあり、現場には終始緊張感が走っていた。

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 一方、休憩時間にはスタッフや現場を訪れた取材陣と気さくに談笑する場面も。また、子役が演技に迷った様子を見せると、「わたしがいた方が、演技しやすいかな」と率先して位置につくなど、ムードメーカーの一面を見せた。清水監督も「とてもハッキリ物を言う人。それに『作品をいいものにしよう』という気持ちにあふれているので、一緒に作品を作り上げるのが楽しい」と満島にベタぼれのようだ。

 満島は「いろいろと大変な撮影でしたが、スタッフ一人一人に力を借りて、クランクアップすることができました。完成まではまだまだ道のりがありますが、公開がとっても楽しみです」と満足そうにニッコリ。すでに本作は現在開催中の第67回ヴェネチア国際映画祭で、約3分間のフッテージがプレミア上映される予定で、コンペ部門の審査委員長であるクエンティン・タランティーノ監督も鑑賞することになっている。先日、満島も出演した映画『悪人』で深津絵里が第34回モントリオール世界映画祭の主演女優賞を受賞したばかりだが、今度は満島の恐怖に震える演技が、ヴェネチアで注目を集めそうだ。

映画『ラビット・ホラー3D』は12月完成予定、2011年公開

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