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常盤貴子、13年ぶりのショートヘア決断の理由明らかに!地味な役柄でも美しさ健在!

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撮影の合間に打ち合わせをするアミール・ナデリ監督、常盤貴子、笹野高史(左より)
撮影の合間に打ち合わせをするアミール・ナデリ監督、常盤貴子、笹野高史(左より)

 西島秀俊常盤貴子が共演する話題の新作映画『CUT』(原題)の撮影現場がマスコミに公開され、13年ぶりのショートヘアで役に挑んでいる常盤の髪を切る決断に至った経緯が、関係者の話から明らかになった。常盤は本作で、ヤクザの組員相手にバーテンダーとして働く夜の女・陽子を演じている。

常盤貴子出演映画『引き出しの中のラブレター』場面写真

 笹野高史演じるヤクザの組員・ヒロシらが集まるバーで、周りの騒音など全く気にならないといった様子で黙々とお酒を作る陽子を演じる常盤。セリフが少ないシーンだったこともあってか、どこか陰を感じさせるキャラクターで、服装もグレーなどの色合い。とにかく地味な印象だ。しかし、空調設備のない室内の撮影で、シーンの合間にスタッフがキャストをうちわであおがなければしのげないほどの高温だったにもかかわらず、常盤は顔色一つ変えず、汗をかいた様子も感じさせない女優根性を見せつけた。

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 本作のために13年ぶりに髪形をショートカットにした常盤だが、関係者によると常盤本人が「役柄的にショートヘアだと思った」と言い、本作でメガホンを取るアミール・ナデリ監督ともイメージが合致したことから、ショートヘアにすることを決断。そんな常盤の熱演もあり、主演の西島演じる秀二をそっと支える一見地味な陽子も、内側から輝く美しさが放たれていた。常盤は見事に、芯の強さを感じさせる陽子のキャラクターを確立。常盤が持つ可憐(かれん)な美しさと役柄をうまくリンクさせた姿が形となって表れている。公開された撮影シーンはほんの一部だが、本作全編にわたって、常盤が新たな魅力を開花させていることは間違いなさそうだ。

 『CUT』(原題)はカンヌやヴェネチアなどの国際映画祭で作品を発表し続け、ナント三大陸映画祭で2度のグランプリに輝いた名匠アミール・ナデリが日本を舞台にメガホンを取り、ささやかな日常の美しさを描く物語。常盤、西島、笹野のほかに、芦名星菅田俊らが脇を固める。

映画『CUT』(原題)は2011年公開予定

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