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ハリウッドの興行に異常事態?新年のナンバーワン作品がたったの20億円弱! -1月3日版【全米ボックスオフィス考】

ハリウッドの興行に異常事態?新年のナンバーワン作品がたったの20億円弱! -1月3日版
映画『リトル・フォッカーズ(原題) / Little Fockers』に出演しているロバート・デ・ニーロ、ジェシカ・アルバ、ベン・スティラー - James Devaney / WireImage / Getty Images

 今週のボックスオフィスは、先週に続き全米ナンバーワンは映画『リトル・フォッカーズ(原題) / Little Fockers』となった。しかし、一年で一番のかき入れ時といわれている新年のホリデー・ウイークエンドにもかかわらず、たった2,577万ドル(約21億9,045万円)の興行収入だったということで、気の毒にも弱い作品だとあちこちでコキ下ろされている。(1ドル85円計算)

 『リトル・フォッカーズ(原題) / Little Fockers』は、この週末に大台の1億ドルを超えたというのに、前作の映画『ミート・ザ・ペアレンツ2』が封切り後8日間で1億ドル(約85億円)を超えたということで、それと比べられてしまい、「新作は12日間もかかって大台に乗った」などといわれる始末。褒めるに値しないといわれてしまい、『リトル・フォッカーズ(原題) / Little Fockers』はまさにトホホな状態である。

 ちなみに、映画『アバター』が君臨していた去年の同時期と比べて27パーセントの収益減となった今週末の全米ボックスオフィスは、これで連続8週目のスランプ。起因は、第1位の『リトル・フォッカーズ(原題) / Little Fockers』を筆頭に、現在公開されている作品ラインアップが貧弱なためであるといわれており、オスカー候補と評される話題作も公開されてはいるものの、そのほとんどが小粒のインディー系作品で大きな興行収入にはつながらないため、全体的にボックスオフィスに元気がないのだ。

 今週の第2位は、ボックスオフィス希望の光と某業界関係者が評した映画『トゥルー・グリット』で2,442万ドル(約20億7,570万円)の収益。前回と同じランキングだが先週からたったの1.7パーセントの下降度で、観に行った人たちからの好意的な評判が口コミで広がって、売り上げを伸ばしたものと思われる。

 『トゥルー・グリット』は、封切り12日目にして8,670万ドル(約73億6,950万円)をたたき出し、歴代ジョエル、イーサン・コーエン監督作品の中で第80回アカデミー賞で4部門受賞した映画『ノーカントリー』の7,430万ドル(約63億1,550万円)を超えて最も稼いだ作品となったばかりか、次回のチャートでも同じくらいの成績を残すことができれば1億ドル(約85億円)を超えたすべてのジャンルのウエスタン映画の中で、5つ目の作品となる。

 代わって今週第3位は、こちらも先週と同じで映画『トロン:レガシー』で1,876万ドル(約15億9,460万円)。封切り17日目にして1億3,130万ドル(約111億6,050万円)の総合収益をたたき出し、先週からたった2.1パーセントの収益減と公開後3週目の作品にしては上々のスタミナである。

 第4位は、先週の第5位からワンランク上がった映画『ヨギ・ベアー(原題) / Yogi Bear』で1,239万ドル(約10億5,315万円)。家族連れでにぎわう時期とあって、何とか持ち直したようだ。

 今週の上位5作品の最後を飾るのは、先週からワンランク下がった映画『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』で1,025万ドル(約8億7,125万円)。公開後24日現在の総合興行収入は8,693万ドル(約73億8,905万円)となっている。

 さて、次回のチャート予想だがホリデー直後の週末ということもあり話題作はもとより、封切りされる作品自体が非常に少ない。

 グウィネス・パルトローがカントリー・ミュージックの落ち目のスターを演じるドラマ映画『カントリー・ストロング(原題) / Country Strong』と、ニコラス・ケイジが十字軍騎士を演じるアクション・アドベンチャーもの『シーズン・オブ・ザ・ウィッチ(原題) / Season of the Witch』が公開されるが、両作品ともいまひとつ話題性に欠けており、もうしばらくボックスオフィスの不調が続きそうな雲行きである。(文・取材: アケミ・トスト/Akemi Tosto)


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