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いしだあゆみが強欲女を熱演!地方企業15社が作り上げた映画『エクレール お菓子放浪記』が全国公開決定!

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地方にも元気を!
地方にも元気を! - 映画『エクレール お菓子放浪記』より

 全国主要都市に偏在するシネコンでの映画鑑賞が当たり前になりつつある昨今、地方に元気を取り戻そうと宮城県を中心に製作された映画『エクレール お菓子放浪記』が4月に宮城で先行公開され、全国でも5月より順次公開予定であることがわかった。本作は日本が戦火に包まれた65年前を舞台に、一人の孤児を通して人と人とが支えあう「心」を描いた物語で、いしだあゆみ林隆三高橋恵子遠藤憲一らベテラン俳優が顔をそろえている。

 『エクレール お菓子放浪記』は、宮城県を中心とした地方の企業15社が賛同し、地方活性化を願い生み出された作品。宮城県石巻市をはじめとした県内各地で昨年10月に撮影された。そして、石巻市や村田町など各地で「応援する会」が発足し、製作から上映までの活動をサポートしている。まさに地方生まれの全国公開作品となる。

 不況が襲う現代日本。映画業界でも個性派ミニシアターが相次いで休館するなど影響を受ける中、映画館のない市町村と都市部との格差は広がるばかり。本作はそんな現代だからこそ、地方に元気を与え、人々の幸せを願い誕生した作品だ。

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 映画の舞台は、今から65年前の日本中が戦火に包まれていた時代。困難な時世を天涯孤独な孤児・アキオ(吉井一肇)が紆余曲折を経て、精いっぱい生き抜く姿を映し出す。アキオが焦がれるような思いを抱いた「お菓子」がキーワードになっており、お菓子の持つ甘くて温かい優しさも感じさせる内容となっている。

 メガホンを取ったのは、映画『ふみ子の海』の近藤明男監督。西村滋の原作を基に、未来へ、そして子どもへ伝えたいお菓子が紡ぐ希望の物語を完成させた。アキオを養子にするフサノ役をベテランいしだあゆみが熱演。金の亡者だった強欲な女がアキオのひたむきさよって温かい心を取り戻していくという難役に挑戦し本作をドラマチックに彩っている。

映画『エクレール お菓子放浪記』は4月宮城先行公開、5月全国順次公開予定

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