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中谷美紀、ウエディングドレス姿で登壇 『阪急電車』で関西から日本を盛り上げる 宝塚大劇場史上初の舞台あいさつ

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被災地への祈りをコメントした中谷美紀
被災地への祈りをコメントした中谷美紀

 有川浩のベストセラー小説を実写化した映画『阪急電車 片道15分の奇跡』の完成披露会見と舞台あいさつが30日、兵庫県の宝塚大劇場で行われ、主演の中谷美紀をはじめとして、出演者の南果歩谷村美月宮本信子がきらびやかなドレス姿で登壇した。同劇場で映画イベントが行われるのは今回が初めて。16年前の阪神・淡路大震災の被災地である宝塚から、震災被災地の復興への願いを込めたメッセージが発信された。

映画『阪急電車 片道15分の奇跡』場面写真

 劇中同様の純白のウエディングドレス姿を身にまとった中谷は、「今、日本では苦しい思いをしていらっしゃる方がたくさんおりますが、おそらく本日来ていただいた方の中にも、16年前に同じ痛みを味わった方がたくさんいらっしゃると思います」と16年前の震災と今回の震災を重ね合わせ、当地の地元住民を中心とした復興活動にも言及。「この作品は、阪急電車を舞台にした、人と人とのふれあいと優しさを皆様にお伝えできる映画だと思っています。今この時期だからこそ、皆様に本当に喜んでいただける作品ではないかと思っております」と現在最も必要とされている人と人との結び付きが、作品のテーマになっていることを明かした。

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 阪神・淡路大震災では、同会場も甚大な被害を受けたことは記憶に新しい。会場には「神戸のように、元気になれるで」と書かれた垂れ幕もあり、被災地へ祈る気持ちは誰もが同じ様子だ。本作が4年ぶりの映画出演となった宮本も、撮影で多くのエキストラに協力してもらったことに触れ、「関西の総力を挙げて作った映画だと思っております」と人と人との結び付きが大きな力になることを強調。前回の震災の際はまだ4歳だった谷村は今回も発生時には海外にいたということで、「震災のことは自分の言葉でどう言えばいいか、さっきまですごく悩んでいました」と遠く離れた地で知った被害の大きさを言い当てる言葉に迷っている様子だったが、「今やるべきことはきちんとしようかと思います」と自分なりのやり方で復興の手助けをする決意を固めていた。

 本作は、始点から終点まで片道15分のローカル線、阪急今津線の電車内を舞台に、それぞれの人生を抱えた人々が、偶然同じ電車に乗り合わせたことをきっかけに展開される人間ドラマを描いたハートフルストーリー。南は「日常が何事もなく家族が無事に家に帰ってくることの本当の幸せというのを、今、日本中のすべてのみなさんがかみ締めている今、この映画をお届けできるのはうれしい限りです」と辛い今だからこそ、本作に描かれている日常が大きな意味を持つとコメント。「この関西の元気を少しでも北上させるように、わたしも努めてまいりたいと思います」と西から被災地へと元気を届けるつもりだ。

映画『阪急電車 片道15分の奇跡』は4月23日より関西先行公開の後、4月29日より全国公開

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