『ラブリーボーン』のシアーシャ・ローナン、人里離れた場所で育てられた殺人戦士役に

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シアーシャ・ローナン

 映画『つぐない』で、わずか13歳でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、その後ピーター・ジャクソン監督の映画『ラブリーボーン』で主役を演じて注目を集めたシアーシャ・ローナンが、新作『ハンナ(原題) / Hanna』について語った。

 同作は、元CIAの父親(エリック・バナ)によって極寒のフィンランドで殺人戦士として育てられた少女ハンナ(シアーシャ・ローナン)が、父親から与えられた任務によって都会に出て、これまで知らなかった世界に触れていくが、過去に父親を苦しめたエージェントが、徐々に彼女に迫ってくる……。

 以前、『つぐない』でタッグを組んだジョー・ライト監督を、シアーシャ・ローナンがプロデューサーに、この映画の監督として勧めたそうだ。「彼とは前作で素晴らしい関係を保つことができたの。それと、彼はどのような作品を手掛けようと、どこか、彼独自の興味深い作品にできると思ったの。それに、これまでアクション映画を全く手掛けてきていない監督が、新たな観点で製作してみても面白いとも思ったの」と語った彼女の判断は的確だったようで、これまでとは違ったジョー・ライト監督の演出が面白い。

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 この映画のために、どんなトレーニングをしたのだろうか。「撮影の2、3か月前からトレーニングを始めたの。毎日ジムで2時間、腕、足、腹、背中、首などのあらゆる筋肉を動かしながらトレーニングしたわ。それだけで、違いが表れるのかと思ったけれど、それがその後に行った集中トレーニングで大きな変化を及ぼしたの。特にマーシャル・アーツは、体の中核にある部分が大事で、前半に行ったトレーニングのおかげで、より力強くなった気がしたわ。ただ、今回のトレーニングは、この映画に合わせた特別なものだったわ」と教えてくれた。

 今作では、フィンランド、ドイツ、モロッコで撮影したが、偶然にもシアーシャが出演した前作『ザ・ウェイ・バック(原題) / The Way Back』でもモロッコで撮影したらしい「2年前に出演した『ザ・ウェイ・バック(原題) / The Way Back』では、サハラ砂漠やワルザザードで撮影したの。ワルザザードは、モロッコのハリウッドみたいな所よ(ちなみに映画『スター・ウォーズ』などのハリウッドの大作もここで撮影されていた)。あの映画の後に、もうこのような熱い所には二度と戻って来ることはないと思ったけれど、ちょうど1年後にモロッコに戻ってきて、同じホテルに泊まっていたわ。2作は全く異なった映画だったけれど、2作ともモロッコでの天候状態には苦労したわ。特に今作では、このモロッコ撮影の前にフィンランドで撮影していたから、余計にスタッフにとっては大変だったと思うわ」と撮影での苦労を語った。

 最後に、彼女の次回作はピーター・ジャクソンの映画『ザ・ホビット(原題) / The Hobbit 』とうわさされているが、正式に参加するかまだ決まっていないと語っていた。映画は、ケミカル・ブラザーズのサウンドトラックなどが加わり、新感覚のアクションが楽しめる映画に仕上がっている。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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