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WOWOW、ハイビジョン・3チャンネル化を発表 「WOWOWプライム」「WOWOWライブ」「WOWOWシネマ」を放送

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震災後「日本の中で何かが変わった」と語る岡田氏
震災後「日本の中で何かが変わった」と語る岡田氏

 20日、WOWOWは今年10月からハイビジョン・3チャンネル化をスタートさるにあたり、都内ホテルにて発表記者会見を行い、前サッカー日本代表監督の岡田武史氏とテレビドラマ演出家の石橋冠氏、そして同社代表取締役社長である和崎信哉氏が出席。和崎氏は、チャンネルの内容が「WOWOWプライム」「WOWOWライブ」「WOWOWシネマ」の三つになることを発表した。

 WOWOWが7月24日までにBSアナログ放送を終了し10月よりハイビジョン・3チャンネル化をスタートさせることを発表した。その内容について、和崎氏は「WOWOWは日本の有料放送のパイオニアでございます。地上波民放さんとも、NHKさんとも違う、エンターテインメントを放送します」と他局との差別化を推し進めるとした上で、三つになるチャンネルの名称を「WOWOWプライム」「WOWOWライブ」「WOWOWシネマ」となることを発表した。

 和崎氏は、3チャンネル化コンセプトは「見るほどに、新しい出会い」だと説明。月額料金に変更はないという。具体的なチャンネル内容として「WOWOWプライム」では家族で楽しむことをテーマに最新海外ドラマや映画を吹き替えで放送し、「WOWOWライブ」は臨場感ある音楽ライブやスポーツを、そして「WOWOWシネマ」ではヒット作だけではなくミニシアターやヨーロッパ、アジア圏からも優れた作品を厳選し、24時間放送で年間800本の映画を送る予定だという。

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 WOWOWでサッカー中継の専属解説者を務める岡田氏は、「311以降と以前で日本の中で何かが変わったと思う」と東日本大震災以降における視聴者の視点の変化を指摘した後で、「日本人は、何となく経済発展の裏にあるものに気付いていたけれど、見ないようにしてきた。しかし、(震災後)見ざるを得なくなった。この転換についていける企業が残っていくと思う」と和崎氏に今後の経営の方向性を示唆。

 また、3チャンネル化については「(世の中には)目から見る情報があふれていますが、一番情報をわかるのが体験すること。WOWOWの番組を見たら体験した気になる、もしくは体験したくなる、そういう番組作りのポリシーを貫くことで、これから人が付いてくるような局になってほしい」と語った。石橋氏も「震災の後で日本人は深さを求めると思う。文化においても何においても。徹底的に深さにこだわって引っ張っていってほしい」と強調し、両氏共にWOWOWの今後の展開に期待を寄せた。(取材・文:中村好伸)

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