ジャック・ジョンソン　延期していた残りの日本ツアーを泣く泣くキャンセル　すでに1億円以上を寄付

　東北で大地震が起きたとき、コンサートのため大阪にいた歌手のジャック・ジョンソンが、延期していた残りの日本ツアーを泣く泣くキャンセルした。

　震災当日のコンサートは予定どおり行ったものの、被害の大きさと原子力発電所の状態を考慮し、残りのコンサートは延期。今夏には日本ツアーを再開する予定だったが、スケジュールの都合上無理だったようだ。WENNによると、夏にはすでに南アメリカとヨーロッパのツアーが入っており、どう調整しても日本をスケジュールに組み込むのは難しいらしい。

　「僕らの友人でもあるファンと再会をするため、なるべく早く日本に戻って演奏したいと思っています」とジャックはホームページにメッセージを掲載。彼は震災支援のために5万ドル（約420万円）を寄付しているほか、ハワイで行われたチャリティ・コンサートにも参加。このコンサートでは160万ドル（約1億3,440万円）の寄付金が集まり、赤十字に寄付されている。

　ファンにとっては残念なニュースだが、日本を気にかけてくれる気持ちはうれしい限り。来日コンサートが早めに実現されることを願うばかりだ。（澤田理沙）