神木隆之介、『サマーウォーズ』に続くマッドハウス作品『とある飛空士への追憶』に声優出演！ヒロインは美少女・竹富聖花に
神木隆之介が、今秋公開予定のアニメ映画『とある飛空士への追憶』で主人公の声優を務めることが明らかになった。本作は身分差の恋を描いた犬村小六の長編小説を、映画『時をかける少女』『サマーウォーズ』のマッドハウスが劇場映画化した作品で、神木にとっては『サマーウォーズ』に続くマッドハウス作品の主演。神木の相手役となるヒロインは、「グラビアJAPAN2010」グランプリの竹富聖花が務める。
神木が務めるのは、次期皇妃を皇子のもとに届ける重大任務を帯びた青年飛空士・狩乃シャルル。混血のため身分は低いものの、その操縦技術には確かなものがあるというキャラクターで、これまでスタジオジブリ作品やマッドハウス作品で主に少年役を演じてきた神木にとっては珍しい青年役となる。一方、ヒロインの次期皇妃ファナ・デル・モラルを務めるのは、「グラビアJAPAN2010」グランプリを獲得した竹富聖花。今回が声優初挑戦となるが、オーディションで選出された期待の新人であり、これまでのマッドハウス作品でヒロインを務めた女優は、『時をかける少女』の仲里依紗、『サマーウォーズ』の桜庭ななみなど、その後の活躍が目立つだけに、今回の竹富も今から要注目の存在だ。
原作の見どころの一つである航空戦が、マッドハウスによるアニメーションで表現されるということに期待する向きも多いだろうが、一介の飛空士と次期皇紀の、まるで『ローマの休日』を思わせるような身分違いのラブストーリーが多くの読者の心をつかんだ原作の映画化だけに、甘酸っぱい恋愛もようがどのように描かれるのかも気に掛かるところ。入浴シーンなどの合間合間に挟まれた森沢晴行のイラストが雰囲気を盛り上げていた原作とは異なり、本作のキャラクターデザインは映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の松原秀典が担当。すでにアニメ版シャルルとファナの姿は特報映像で公開されているが、原作イラストのイメージを大事にしていることはよくうかがえる仕上がりとなっている。今回、そのキャラクターに命を吹き込む声優が決定したことで、今秋の公開に向けて、ファンの期待は膨らむばかりだろう。
映画『とある飛空士への追憶』は、犬村小六の長編小説をマッドハウスが劇場アニメーション化した作品。監督には人気テレビアニメシリーズ「彩雲国物語」などを手掛けた新鋭、宍戸淳を迎え、脚本はマッドハウスによる映画『時をかける少女』『サマーウォーズ』の奥寺佐渡子が担当。今注目のクリエイターが集結している。（編集部・福田麗）
映画『とある飛空士への追憶』は今秋全国公開
