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ZARDデビュー20周年記念ライブで会場のファンが一つに 坂井泉水さんをしのんで8,000人のファンが大合唱!!

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ZARD、正真正銘の武道館ラストライブとなった-「What a beautiful memory ~forever you~」より
ZARD、正真正銘の武道館ラストライブとなった-「What a beautiful memory ~forever you~」より

 27日、2007年に亡くなった坂井泉水さんがボーカルを務めたZARDのデビュー20周年記念ライブ「What a beautiful memory ~forever you~」が日本武道館で開催され、坂井さんの命日、さらに東京で行われる追悼ライブのフィナーレということもあり、会場には約8,000人のファンが集結した。坂井さんがファンに語りかける言葉と共に始まった、武道館ラストライブは、最後には名曲「負けないで」をファンが総立ちで大合唱するなど、あふれんばかりの熱気で会場が一体となっていた。

 ZARDデビューから20年、そして坂井さんの急逝から4年。この日、ZARDが初ライブを行ったゆかりの地・武道館は大きな感動に包まれた。ライブは真っ暗な会場の中に流れる、2004年の初ツアー中の坂井さんの肉声と共にスタート。「私はいつも本当に言葉を、詞を、大切にしていました。音楽でそれが伝わればいいなと願っています」とファンに語りかける言葉に続いて、デビューシングル「Good-bye My Loneliness」から始まり「あの微笑みを忘れないで」「揺れる想い」など、バンドメンバーの演奏に坂井さんの歌声と映像をまじえた2時間45分に及ぶライブが行われ、これまでの追悼ライブの中でも過去最高曲数となる楽曲が演奏された。

 ステージ中央には、追悼ライブでおなじみのスクリーンが設置され、1曲ごと、生前の坂井さんの姿をおった秘蔵映像を上映。映像はおよそ半数が初公開となるそうで、中にはデビュー前に撮影された初々しい姿や、「果てしない夢を」のレコーディングで共演した長嶋茂雄氏との2ショットなど、坂井さんの歴史を振り返る貴重なシーンが満載。ライブのフィナーレを飾った「負けないで」では、総立ちの観客の大合唱にこたえるかのように、元気に歌う坂井さんのライブ映像が流れ、最後に「君のことを ずっと ずっと ずーっと 想っているよ 泉水」と書かれた直筆メッセージが映し出されると、感慨深く涙ぐむファンの姿もみられた。

 また、ゲストには元FIELD OF VIEWのボーカルを務めた浅岡雄也ら5人が登場。浅岡は自身のデビュー曲となった「君がいたから」で作詞を務めた坂井さんに感謝の言葉を述べた上で、「坂井さんに書いていただいた歌詞をこれからも大事にしつつ、末長く歌っていきたいと思っています」とファンとともに故人をしのんだ。(取材・文:中村好伸)

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