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北川景子、終戦記念ドラマ「この世界の片隅に」で主演に決定!小出恵介と夫婦に 片腕を失いつつも健気に夫を支える妻に

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北川景子が戦時中に明るさを絶やさず懸命に生きる女性を熱演!
北川景子が戦時中に明るさを絶やさず懸命に生きる女性を熱演! - (C) 日本テレビ

 終戦記念ドラマスペシャル「この世界の片隅に」が8月に日本テレビ系で放送され、女優の北川景子が主演を務めることが明らかになった。本ドラマは、文化庁メディア芸術祭で優秀賞を受賞した、こうの史代による同名漫画を原作に、北川ふんする主人公・北條すずが昭和18年から21年の4年間、原爆が投下された戦中を懸命に生きる姿を描いた物語。すずの夫役は小出恵介が務め、優香速水もこみちりょうら豪華キャストが顔をそろえている。

 2007年1月23日号から2009年2月3日号までの「漫画アクション」に掲載され、上中下巻の累計部数25万部を誇るこうの史代の同名漫画を原作とした本ドラマ。舞台は、広島県の軍隊の都市・呉。北川演じるすずは、幼少期に一度だけ出会った顔も覚えていない男性に嫁ぎ、新しい家族や環境に戸惑いながらも持ち前のおおらかさで明るさを灯すキャラクターだ。北川は以前よりテレビドラマで時代モノの作品に挑戦してみたかったと明かしたが、オファーを受けたときは意外にも「わたしでいいのかな?」と恐縮したという。しかし、時限爆弾に遭遇し右腕を失ってしまうという戦時中の厳しい状況下でも、小さな幸せや楽しみを見つけることを忘れずに今を最大限に生きようとするすずに対して、「腕を失おうとも、懸命に、けなげに家族、家を守り抜こうとする姿勢に感銘を受けました」と北川は熱い思いが込み上げた様子を語った。

 そんな北川の夫役・北條周作を演じるのは、役者になって初めて日本の戦時下を舞台とした作品に携わるという小出。北川と共にこの時代を生きた人々の思いを精いっぱい伝える覚悟だ。そして、周作の元恋人で娼婦のリンを優香、すずの初恋の相手で彼女に思いを寄せ続けている水原を速水、すずの義姉・北條径子をりょうが演じる。この5人それぞれの思いが交差しながら、日に日に厳しくなる戦況に翻弄(ほんろう)され、残酷な現実が突きつけられていく。しかし、本作には銃撃戦や血しぶきなどは一切出てこず、あくまで血の通ったリアリティーあふれる人間ドラマが描かれる。貧しいのに豊かで、降りかかる運命は過酷なはずなのに、温かさやすがすがしさを感じさせてくれる。そんなドラマだ。脚本は「ラブ ジェネレーション」「ラスト・フレンズ」などを手掛けた人気脚本家・浅野妙子が担当。天才子役・芦田愛菜も出演する。

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 北川が「戦争を知らない世代の方々にも一つの事実として戦争を知っていただき、そしてこれからの日本の未来を見つめていただけるきっかけとなるような作品にしていきたい」と思いを込めた本ドラマ。時代背景や当時の方たちが残した言葉を丁寧に描き上げた原作者の誠実さが詰まっており、毎日を生きることの素晴らしさに気付かされる作品に仕上がっている。(編集部・小松芙未)

終戦記念ドラマスペシャル「この世界の片隅に」は、8月5日よる9時から日本テレビ系にて放送

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