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今年最高の興収を記録!映画『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』が全米ナンバーワン! -7月4日版【全米ボックスオフィス考】

今年最高の興収を記録!映画『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』が全米ナンバーワン! -7月4日版
大ヒットとなった映画『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』より - (C) 2011 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.

 週末が独立記念日の3連休ウイークエンドとなったアメリカでは、映画『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』が9,750万ドル(約78億円)をたたき出してナンバーワンとなり、これまで独立記念日ウイークエンドのボックスオフィス王として君臨していた映画『スパイダーマン2』、そして今年のオープニング興収トップを突っ走っていた映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』 を打ち破った。(1ドル80円計算)

 『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』は、かき入れどきとなる連休前のウオームアップも兼ね、金曜が定例となっている通常の新作封切り日よりも早い水曜日(6月29日)より封切られた。4,013館・推定9,300スクリーン、そのうち2,789館は3D上映館という超大型ロードショーでスタートした同作は興収の60パーセントが3Dからの収益となっており、この割合は最近公開された3D映画『カーズ2』『グリーン・ランタン』『カンフー・パンダ2』『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』に比べ40パーセント増の3D収益という計算になる。

 『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』の撮影が始まる以前、監督のマイケル・ベイは3Dで撮影することを拒んでいたもののスティーヴン・スピルバーグやジェームズ・キャメロン監督などの強い勧めもあり3Dで撮影することに同意した報道されている。映画『アバター』に使用されたテクノロジーを導入して行われた最先端技術や、およそ2億ドル(約160億円)ともいわれるばく大な製作費用、そして未公表の高額PR費用を念頭に置くと、『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』がこれから見せるボックスオフィスでの動きからまだまだ目が離せない状態である。

 ちなみに、同作品を観に来ていた62パーセントが男性客、そして全体の55パーセントが25歳以下という結果が出ている。前作映画『トランスフォーマー/リベンジ』の男性客の割合が54パーセントだったことに比べて、新作により多くの男性客が足を運んだというのは面白い傾向である。

 60.4パーセントの収益減で今週第2位となったのは、『カーズ2』の2,617万ドル(約20億9,360万円)で、1週のみでトップの座を明け渡す結果となってしまった。『カーズ2』は、歴代ピクサー作品の中で公開2週目の落下率が一番大きく、60.4パーセントという落下率は、映画『ウォーリー』の48.5パーセント、映画『カーズ』の43.9パーセントに比べて特出しており、封切り11日目の総合収益においても、映画『カーズ』の1億2,100万ドル(約96億8,000万円)と比較すると新作は1億2,300万ドル(約98億4,000万円)といくらか勝っているが、トップの『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』が60パーセントも3D興収を得ていることを考えると、『カーズ2』の先週40パーセントから35パーセントにダウンしてしまった今週の3D収益の成績は無念な結果といわざるを得ない。

 今週第3位は、キャメロン・ディアス主演のコメディー映画『バッド・ティーチャー(原題)/Bad Teacher』で1,450万ドル(約11億6,000万円)。何と、今週初登場で第4位に甘んじたトム・ハンクス、ジュリア・ロバーツ主演映画『ラリー・クラウン(原題)/Larry Crowne』を下して堂々のトップ3キープである。ちなみに、公開後11日目にして6,300万ドル(約50億4,000万円)の総合興収を記録している。

 ちなみに、第4位となった前出の新作映画『ラリー・クラウン(原題)/Larry Crowne』だが、トムとジュリアのゴールデン・キャスト、そして2,973館での大型全米公開だったにもかかわらず収益は1,311万ドル(約10億4,880万円)という寂しい結果。これはトムとジュリアが主演ということだけに頼り、映画ファンにとっては一体何についての映画だかわからないから興味もわかない……というPR戦略ミスに端を発していると思われる。

 第5位は映画『SUPER 8/スーパー8』で782万ドル(約6億2,560万円)の興収。にして総合収益は大台の1億ドル(約80億円)を超えて、公開後25日目で1億1,100万ドル(約88億8,000万円)をたたき出している。

 今週末封切り作品は比較的おとなしめの新作陣で、とりあえずトップ5に入る可能性のある作品としてはコメディー作品が2本、映画『ホリブル・ボスズ(原題)/Horrible Bosses』と映画『ズーキーパー(原題)/ZooKeeper』が控えている。

 前者は、ケヴィン・スペイシー、ジェイミー・フォックス、ジェニファー・アニストン、ドナルド・サザーランドら共演のコメディーで、社会人なら誰もが共感できそうな鬼ボスを扱った作品。そして後者は、アメリカで超人気のコメディー男優ケヴィン・ジェームズが主演のラブコメ。ちなみにケヴィンは、長きにわたり放映された全米人気テレビコメディー・ドラマ「ザ・キング・オブ・クイーンズ(原題)/The King of Queens」で一躍お茶の間の人気者となった俳優。日本では全然なじみのない人だが、アメリカ版ヤング・西田敏行(!?)といった感じで面白いが、ホロリともさせられるという多角的なキャラが受けている。

 上昇する気温と比例してこれからボックスオフィスがますますアツくなること請け合いである。(文・ロス取材: 明美・トスト/Akemi Tosto)


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