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シャイア・ラブーフ、最後の「トランスフォーマー」だから? ベイ監督、前作・今作ヒロインについてぶっちゃけ

シャイア・ラブーフ、最後の「トランスフォーマー」だから? ベイ監督、前作・今作ヒロインについてぶっちゃけ
シャイア・ラブーフ

 「トランスフォーマー」シリーズの第3作で、初の3D映画となった『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』は、全米公開後まだ約2週間で、2億6,000万ドル(約208億円)以上、全世界ではすでに5億5,000万ドル(約440億円)を突破するメガヒットとなっている。このシリーズで主役のサムを演じてブレイクしたシャイア・ラブーフも、ハリウッド大作の主役を飾る若手スターに成長。彼に最新作に対する思いを語ってもらった。(1ドル=80円)

 「今回は、兵士たちがどのような配置で、どのように戦うかということに関して、とてもわかりやすくなっている。マイケルは『ブラックホーク・ダウン』と『トランスフォーマー』を混ぜたんだよ。2作目では、誰と誰が戦っているかわかりにくいという失敗があったけどね。今作は、アメリカの、そして世界の歴史がからむんだけど、ストーリーもとてもわかりやすくなっている。キャラクターの変化に関してもそうなんだ。サムは、すでに2度戦争を経験しているから、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を患っている。それで、1作目のときに彼がすでに持っていた神経症的なところが増大したり、違った反応の仕方をしたりする。僕にとって楽しかったのは、バスター・キートンのような要素がそこにあったことだよ」

 3Dの使い方も巧みで、まさに驚がくのアクション・シーンの連続なのだが、シャイアも「特に最後の30分は、これまでに作られたすべてのアクション映画の中でベストだと思う」と絶賛する。肉体的にも撮影は大変だったに違いない。

 「マイケルは特別な監督なんだ。彼の仕事には独特のテンポとスピードがあり、誰もが青あざを作ったり、けがをしたりする。もちろん、安全にやろうとしていないわけじゃないよ。すごいスピードであまりに巨大なことを扱っているからね。細かくリハーサルするなんてことはできないんだ。なぜなら、街を爆破するなんて、一回こっきりしかできないだろう? この映画のパイロテクニック(火薬を使ったスペシャル・エフェクト)は類を見ないものだった。これはまさに映画史上最大のパイロテクニックを使った作品なんだよ」

シャイアもマイケルも、自分の意見はこうだとはっきりしている性格のため、現場でもぶつかることはよくあったそうだ。「マイケルは僕の兄みたいなんだ。彼のことは大好きだよ。でも、二人ともとても強い意見を持っているから、ぶつかるんだ。一作目から僕たちはそういうスタイルで仕事をしてきたんだよ」

 二人が一番激しくぶつかったのは、NASAで撮影した日だったそうだ。「エモーショナルなシーンを演じるとき、自分の気持ちをそこへ持っていくやり方というのがあるんだ。それは、その役者によって違う。僕の場合は、ある音楽を聞きながらやるというのが助けになる。僕はフリをすることができないし、技巧的じゃないからね。それで、NASAであるシーンを撮るときに、フェイストの『Brandy Aelxander』という歌を聞きながらやろうとした。それは、男性的というよりも女性的な歌なんだ。そして気持ちがそこにいきかけたときに、マイケルがその曲を止めて、バットマンの曲みたいなのを彼のiPhone からかけたんだ。それで、怒鳴り合いの大げんかになったんだよ」けんかができるのは仲がいいからとよく言うが、シャイアがマイケルを尊敬し、愛していることは話しぶりからもよくわかる。

 「『トランスフォーマー』シリーズがなかったら、僕はインターナショナルに観客を呼べるスターじゃないし、スタジオにとって役立つ商品じゃない。僕が映画の主役をもらえるとは思わないよ。ぼくはパーフェクトなルックスを持っているわけじゃないからね。僕くらいの年齢で熟練した役者は世界中にたくさんいるよ。ロシアや日本に行って、人々が僕のことを知っているとか、その国の言葉を僕が話せないのに、この映画のDVDが家庭にあるなんて、マイクが僕に与えてくれたとてもマジカルなことだよ」

 前2作の恋人役ミーガン・フォックスが降板させられた後、イギリス人のロージー・ハンティントン=ホワイトリーが恋人役に大抜擢されたのも今回の話題の一つだ。「ミーガンのことは大好きだし彼女は素晴らしいと思うよ。でも、彼女は、突然どこからともなく連れてこられて、『世界でもっともセクシーな女性』と言われるようになったことに抵抗を感じていた。でも、ロージーは、ヴィクトリア・シークレットのモデルだったから、そういう変化はそれほど大きなものじゃなかったんだ」 ロージーは、これまで演技経験がまったくないのだが、それをうまく生かすようにしたようだ。

 「現場で僕たちはよくアドリブをするんだ。彼女のイギリスのアクセントをそのまま残すことにした理由はかなりそこにあると思う。アメリカのアクセントにしようとするとそればかりにとわれてしまってアドリブできないからね。それに、彼女に演技経験がないことはマイケルのスタイルに適応するのにかえって良かったと思う。ほかの現場から来ると、マイケルのセットはまったく正気の沙汰じゃないからね」

 有名になったことでパパラッチに追いかけられるなど、マイナス面もあるものの、ある意味、それは有り難いことでもあると語る。「おかげでマイケル・ダグラスやオリバー・ストーンと仕事ができたり、ゲイリー・オールドマンやガイ・ピアスと一緒に『Wettest County』 という作品をやったりできる。有名になったことで起きた素晴らしいことはたくさんあるんだよ」と明かす。

 とはいえ、「トランスフォーマー」シリーズに関して言えば、たとえまた新作が作られることになっても、もうやらないそうだ。

「サムというキャラクターに関しては、僕ができることはもう全部やったからね。クリエイティブに僕が足せることはもう何もないと思うんだ。もちろん、マイケルとの仕事なら無料ですぐにやるよ。僕はただ、尊敬できて、楽しくディナーで会話できる人々と仕事をして、母親をほほ笑ませたいだけなんだ」

 今だに、新作のオファーなどのビジネス・コールが来たときには、「冷静に振る舞いながら、電話を置いた後、すぐに家族に電話をしてセレブレーションする」というシャイア。母親に、憧れの役者を紹介してあげるそうだが、彼女がエキサイトすることが、シャイアをいつも新鮮な気持ちにさせてくれるという。まだ25歳のシャイアが今後どんな役者になっていくのか、とても楽しみだ。(取材・文:吉川優子)


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