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三池監督、3Dで快挙!アメリカ映画押しのけ、パロアルト国際映画祭で3Dアワード受賞!

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3Dメガネを掛けた主演の市川海老蔵と三池崇史監督
3Dメガネを掛けた主演の市川海老蔵と三池崇史監督 - (C) 2011映画「一命」製作委員会

 三池崇史監督がメガホンを取った映画『一命』が、9月29日から10月2日までアメリカ・サンフランシスコで開催中のパロアルト国際映画祭にて、The PAIFF and Dolby Exellence in 3D Awardの第1回受賞作に選ばれた。三池監督は「日本映画にこのような栄誉を与えていただいたことに心より感謝します。3Dによって2Dの何かが失われてしまうのかの挑戦でした。その結果はこの受賞が示す通り、得るものはあっても失われるものは何もないということでしょう。映画の未来に乾杯です」とコメントしている。

映画『一命』写真ギャラリー

 パロアルト国際映画祭は、今年が第1回目となる映画祭で、2005年に設立したシンクタンクPalo Alto Instituteが運営している。The PAIFF and Dolby Excellence in 3D Awardは、パロアルト国際映画祭とドルビー社が主催する賞で、すべての3D映画作品を検討候補として、映画製作者に、立体映画(3D映画)制作の可能性を見出し、今後の映像世界に希望を与える作品が選定されるという。

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 『一命』は、仲代達矢が主演した名作『切腹』の原作でもある滝口康彦の「異聞浪人記」の映画化作品。市川海老蔵ふんする浪人・津雲半四郎が、満島ひかり演じる娘・美保や瑛太演じる千々岩求女と支え合いながら、武家社会に立ち向かった姿を描いている。三池監督が3Dで作り出した映像には、秋のもみじや冬の雪など、日本の四季が美しく映し出されており、日本映画として3D技術を最大限に生かした映像が、パロアルト映画祭の役員やプログラマーたちを納得させたことがわかる。(編集部・島村幸恵)

映画『一命』は10月15日全国公開

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