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世界中で愛されるマンガ家・辰巳ヨシヒロ、映画完成を迎えて「この日が来るのが信じられませんでした」と感激!!

第24回東京国際映画祭

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マンガ家・辰巳ヨシヒロ、映画完成に「この日が来るのが信じられませんでした」
マンガ家・辰巳ヨシヒロ、映画完成に「この日が来るのが信じられませんでした」

 23日、六本木ヒルズを中心に開催中の第24回東京国際映画祭で、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて「アジアの風部門」出品映画『TATSUMI』の舞台あいさつが行われ、原作の辰巳ヨシヒロエリック・クー監督、そして声優とナレーションを務めた俳優の別所哲也らキャスト8名が登壇した。

第24回東京国際映画祭コンペティション作品紹介

 昭和30年代、手塚治虫のトキワ荘と時を同じくして国分寺を拠点に活動し、「ゴルゴ13」のさいとう・たかをらと共にマンガ界に“劇画”という革命を起こした辰巳。そんな辰巳の自伝的ともいえる「劇画漂流」を映画化した本作がこの日公開を迎え、辰巳は「とうとう公開の日がやってきました。エリックさんとは会ってから2年と少しですが、この日が来るのが信じられませんでした」と感慨深くあいさつ。今までにも何度も映画化の話がきては消えていったと言い、「20年間にいろいろな映画化の話があったけど、全部流れてしまったのです。今日は入学試験の合格発表の日みたいなワクワクした気持ちでいます」と多くのファンを前に胸を躍らせた。

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 そんな辰巳の隣でエリック監督は「私は20年来の辰巳先生のファンです。自伝的作品「劇画漂流」ができたときに、この作品を広めるために何かしなければという思いに駆られて映画化しました」と辰巳の肩に手を当てながら、製作の動機を告白。日本の作品ながら世界11か国もの辰巳ファンのスタッフが集まったそうで、日本から声優・ナレーションとして参加した別所は「日本に居ながら辰巳先生の仕事を知らなかったこともたくさんありましたが、本作に携わって世界中で辰巳先生の作品が愛されていることを知りました」と興奮気味に辰巳ファンのエネルギーをアピール。さらに、「この作品に関わって改めて日本人があまり語らない昭和の現代史、高度経済成長期に先輩方がどんな思いだったのかを学ぶことができました」と辰巳作品に携われたことへの喜びを熱く語った。

 同作は劇画の父、辰巳ヨシヒロ氏の半生をもとにアジアを牽引(けんいん)する映画監督エリック・クー監督が映画化した長編アニメーション作品。俳優の別所哲也も声優・ナレーションに参加し、2011年カンヌ映画祭に「ある視点部門」で出品された。(取材・文:中村好伸)

第24回東京国際映画祭は10月30日まで六本木ヒルズをメインに開催中

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