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『ハンガー・ゲーム』、ついに『アバター』『タイタニック』に続く!240億円超えで、3週連続ナンバーワン! -4月9日版

全米ボックスオフィス考

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スペイン・マドリードでの『ハンガー・ゲーム』イベントに参加した主演のジェニファー・ローレンス
スペイン・マドリードでの『ハンガー・ゲーム』イベントに参加した主演のジェニファー・ローレンス - Pablo Blazquez Dominguez / WireImage / Getty Images

 快進撃が止まらない映画『ハンガー・ゲーム』が、今週末は3,311万ドル(約26億4,880万円)の収益をたたき出し3週連続で全米映画ナンバーワンとなった。復活祭(イースター)の祝日ウイークエンドとなった今週末は、映画『タイタニック 3D』と、映画『アメリカン・パイ』シリーズ第8弾の映画『アメリカン・リユニオン(原題) / American Reunion』が封切られたものの両者ともトップは逃した。『ハンガー・ゲーム』は公開から17日にして3億ドル(約240億円)を突破。非シリーズ作品のランキングでも、世界的にヒットした映画『アバター』と映画『タイタニック』に次いで第3位となっている。(1ドル80円計算)

今週第3位の映画『タイタニック 3D』写真ギャラリー

 第2位は、2,151万ドル(約17億2,080万円)で『アメリカン・リユニオン(原題) / American Reunion』。デビュー週末で4,512万ドル(約36億960万円)の収益を上げた映画『アメリカン・サマー・ストーリー』、そして3作目の映画『アメリカン・パイ3:ウェディング大作戦』の3,337万ドル(約26億6,960万円)に比べるとシリーズの息切れ状態が如実に表れている。第3位は、大作『タイタニック』が3Dで帰還し、1,729万ドル(約13億8,320万円)の収益を上げた。パラマウント・ピクチャーズの観客調査によると、『タイタニック 3D』を観に来ていた観客の60パーセントが女性客、51パーセントが25歳以下だったと発表されている。

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 第4位は、先週第2位から56パーセント落下した映画『タイタンの逆襲』で1,473万ドル(約11億7,840万円)。今週いっぱいで同作品のIMAX上映がほとんど終了し、入れ替わりに『タイタニック』の上映が決まっている。これにより来週のチャートで『タイタニック 3D』の興収がアップする可能性もあるが、以前公開された映画『STAR WARS エピソードI/ファントム・メナス 3D』の人気が思った以上に低かったため、『タイタニック 3D』の行方にも懸念を示す関係者もいる。今週トップ5の最後を飾ったのは、ジュリア・ロバーツ主演映画『ミラーミラー(原題) / Mirror Mirror』の1,110万ドル(約8億8,800万円)で、39.5パーセントの収益減となっている。

 さて次回のチャート予想だが、今週末の公開作品を見たところでは来週も『ハンガー・ゲーム』がトップに君臨する可能性が十分にありそうだ。あえていえば、新作ホラー映画『キャビン・イン・ザ・ウッズ(原題) / The Cabin in the Woods』がライバルになるかもしれないが、果たして『ハンガー・ゲーム』を首位から引きずり降ろすほど強力な存在になるかが見もの。

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 また、1930年代にアメリカで大人気だったコメディアン3人組を扱った映画『ザ・スリー・ストゥージズ(原題) / The Three Stooges』が3,400館で公開予定だが、PRの弱さや主演アクター3人の知名度の低さなどからこの作品はすでに大きなハンデを背負っている。映画入場客の中心世代である10代から40代が、自分たちの生まれるずっと前に有名だったコメディアン3人組の映画に果たして興味を持つか……PRの貧弱さから見て、スタジオ側はすでに答えを出したようにも見える。(文・ロス取材: 明美・トスト/Akemi Tosto)

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