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負け組がなんだ!挫折から復活したスターに学べ!「あの人は今!」-映画秘宝

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真の男なら、映画祭は深夜にやってこそだ!
真の男なら、映画祭は深夜にやってこそだ! - 「映画秘宝」6月号(税込み1,050円/洋泉社刊)

 長引く不況の中、老若男女関係なく、一度負け組となれば復活はかなわない……そんな空気がまん延する現在社会。映画専門雑誌「映画秘宝」6月号では、挫折から立ち直った男たちを紹介、復活を希望するスターたちも列挙する、こんな時代を生きる人々に勇気を与える(!?)特集を掲載している。

 取り上げられているのは、薬物中毒者から『アイアンマン』となったロバート・ダウニー・Jrはじめ、「24 TWENTY FOUR」で再ブレイクしたキーファー・サザーランドに、ミッキー・ロークなど。そして、下積み時代から幾度も挫折から立ち上がってきたシルヴェスター・スタローンの名も挙げられている。

 ロバートは、高い演技力を持ちながら薬におぼれ刑務所に収監。その後立ち直り見事アイアンマンとなった。ヒット作と同時に数多くの失敗作に出演、コメディーへの転進の失敗をはじめ、数多くのノックダウンを経験しながらそれでも映画を作り続けたスタローン。彼らに共通するのは、挫折し迷い続けたからこそ、自らが求める道にたどり着けたということ。その姿勢からは、何度負け組みになろうと前進する姿勢を持つことの重要さが伝わってくる。

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 同時に秘宝では、「これから復活してほしい男たち25人」と題し、一世を風靡(ふうび)した俳優たちのほか、監督、はてはキャラクターたちを列挙。スタローンのオールスター映画『エクスペンダブルズ』続編に登場するジャン=クロード・ヴァン・ダムやチャック・ノリス、刑務所に収監中のウェズリー・スナイプスほか、いつしかラジー賞監督としての方が有名になってしまったM・ナイト・シャマランや、一度の映画化の後サッパリ聞かなくなったアメコミヒーロー、スポーンなど、復活を期待する男たちを列挙している。

 そのほか、昨今の貴重な旧作DVDの発売ラッシュを受け、午前10時ならぬ「深夜0時の自宅映画祭」と題し、町山智浩氏はじめ秘宝執筆陣らがイチ押し作品を紹介。まるで「復活」がテーマのような、不景気に一撃を与えるような一冊となっている。(編集部・入倉功一)

映画専門雑誌「映画秘宝」6月号(洋泉社刊)は発売中(税込み:1,050円)

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