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制服フェチ勝又悠監督の新作『オードリー』主演女優の笠原美香、「これが最初で最後の主演作」と自虐トーク

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(左から)笠原美香、梶原ひかり
(左から)笠原美香、梶原ひかり

 10年間一貫して制服映画を撮り続けてきた勝又悠監督の新作『オードリー』が9日、東京・新宿K’s Cinemaで公開された。初日舞台あいさつには主演の笠原美香が制服姿で登壇し、観客たちを魅了した。

映画『オードリー』場面写真

 同作品は文化祭前夜を舞台に、友人と同じ人を好きになってしまった女子高生の青春物語。撮影は約2年前に行われ、現役女子高生だった笠原と友人役の梶原ひかりは共に卒業。教師役の水野祐樹に至っては「この映画には、今より10キロ痩せている自分がいます」と告白。甘酸っぱい恋愛ドラマを描いた本作同様、出演者それぞれに昔日の想いがこみ上げてきたようだ。

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 特に笠原の撮影エピソードは強烈で「勝又監督に両手では数え切れないほど泣かされました」と、勝又監督を横目に訴えた。制服フェチを自認する勝又監督はそれだけにこだわりも強く「制服はエロに直結するセーラーよりブレザータイプ」「制服は女子高生が社会に対峙出来る武器である。彼女たちは制服という戦闘服を着て社会と闘っている」という持論を持つ。ゆえに女子高生を演じる女優陣への要求も厳しくなるようで、これまでも度々、出演女優を追い込んでは泣かせてきたという。

 もっとも撮影から時間が経ち、笠原の恨みも収まったようで「それもわたしへの愛ある演出だと思ってます。初主演でプレッシャーがありましたけど、頑張りました」と語ると、勝又監督から「よく頑張りました」と労われる一幕も。それでも笠原は「この映画はわたしの最初で最後の主演映画になると思います。レアです。なのでぜひ皆さんに見て欲しい」と自虐的なアピールをして、会場を沸かせていた。

 公開劇場では制服映画にちなんで、制服着用者の入場料が500円均一となる割引サービスを実施中。この日は早速、2人の観客が制服姿で来場していた。

映画『オードリー』は新宿K’s Cinemaと小田原コロナシネマワールドで公開中。

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