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詩人・谷川俊太郎は意外な映画好き?「アメリカのドンパチものとかも観ちゃうんですよ」

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意外にも激しい映画も好きな谷川俊太郎
意外にも激しい映画も好きな谷川俊太郎

 8日、6歳でヒマラヤを越えチベットから亡命した少年を描いたドキュメンタリー映画『オロ』の公開記念トークイベントがユーロスペースで行われ、詩人の谷川俊太郎が自らの初恋話など少年時代の思い出を語り、自作の詩「103歳になったアトム」も披露した。

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 6歳でチベットから亡命し、いまはインド北部の町ダラムサラでチベット亡命政府が運営するチベット子ども村に寄宿し学ぶ少年・オロの姿を追った本作を、谷川は「正直で誠実な映画」「質感がすごくいい」と言葉を連ねて絶賛。「ケーブルテレビに入ってるからアメリカのドンパチものとかも観ちゃうんですよ」と意外な映画好きぶりを語った谷川だが、そんな谷川をしても「ちょっと珍しいくらいのいい映画」「すごくゆとりがある。カットも長くて余韻がいい」と『オロ』をいたく気に入った様子だった。

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 そして本作が少年を描いた作品であることからトークは自身の少年時代にも及び、谷川は小学校で経験した初恋話を披露。劇の練習をした際、谷川は初恋の子の手を握り、それが「しもやけだらけで胸を打たれた」と振り返り、「歳を取ってきたら昔が懐かしいんですよ」と感慨深げに語っていた。

 そして“永遠の少年”というべき、アニメ「鉄腕アトム」主題歌の作詞者でもある谷川は、103歳になったアトムが自然の中で魂に想いを馳せるという詩、「103歳になったアトム」を披露。その後、この日のトークの相手を務めた小室等が谷川の息子である谷川賢作編曲による「鉄腕アトム」を歌い上げると、「随分色っぽい歌い方でしたね」と谷川は笑顔を見せ、客席では胸を打たれ涙する人も見られた。(取材・文;長谷川亮)

映画『オロ』はユーロスペースにて公開中

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