常盤貴子、知られざる日系ブラジル人の悲劇に「恐怖が膨らんでいった」

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(左から)奥田瑛二、伊原剛志、常盤貴子

 伊原剛志がラテンアメリカのプンタデルエステ国際映画祭で日本人初の主演男優賞を受賞した映画『汚れた心』のジャパンプレミア試写会が18日に都内で行われ、伊原と共演の常盤貴子奥田瑛二が登壇した。

『汚れた心』ジャパンプレミア フォトギャラリー

 本作は、第二次大戦直後にブラジルの日系移民の間で実際に起きた、日本の勝利を信じ続けた勝ち組と、敗戦を受け入れた負け組の壮絶な争いを描いたブラジルのベストセラーを映画化した作品。写真館の店主タカハシ(伊原)は、大和魂の名のもとに裏切り者の粛清に乗り出した元陸軍大佐ワタナベ(奥田)によって刺客に仕立てられ、血なまぐさい抗争の中で心身共に傷付き、妻ミユキ(常盤)との愛さえも引き裂かれていく……というストーリーとなっている。

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 この日、キュートな花柄のワンピース姿で現れた常盤は「脚本を読んだときは、どこか遠い国のお話のように感じました。でもその後だんだん、自分の中で恐怖が膨らんでいったんです。それは、戦争の恐怖や同族同士の争いもあるけれど、何よりも報道の規制に対する恐怖でした。そのことでみんなが不安をあおられてエスカレートしてしまうところは、現代にも通じるところがあると思います」と真摯(しんし)な表情でコメント。

 一方、主演の伊原は「誠心誠意、魂をこめた作品です。第二次大戦直後のブラジルでの話ではあるけれど、映画で描かれている洗脳されてしまう人間の弱さは、オウムの事件にも見られるように、いつの時代でも起こりえることだと思っています」とメッセージを送った。

 また、本作でアソシエイト・プロデューサーも務めた奥田は「この映画のロケが終わってから聞いたけど、この題材は何人もの日本人監督が手をつけようとしていたそうです。それを、素敵なブラジルの監督が撮って、いわゆる日本映画では表現できない知性とエンターテインメント、そして人間が持っているアイデンティティー、業というものが全面にはき出されています」と作品をアピールした。(古河優)

映画『汚れた心』は7月21日よりユーロスペースほかで公開

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