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マイケル・ジャクソン「BAD」ドキュメンタリーがベネチアで上映!スパイク・リーのマイケル愛さく裂!

第69回ベネチア国際映画祭

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マイケルTで登場!愛さく裂のスパイク・リー監督
マイケルTで登場!愛さく裂のスパイク・リー監督 - Dominique Charriau / WireImage

 イタリアで開催中の第69回ベネチア国際映画祭で8月31日、スパイク・リー監督が手掛けた故マイケル・ジャクソンのドキュメンタリー『BAD 25(原題)』がワールドプレミア上映された。

 この日はちょうど、マイケルの伝説的アルバム「BAD」が1987年8月31日にリリースされてから25年目。記者会見にマイケルのTシャツを着て登壇したリー監督は「今日は特別な日であり、8月29日のマイケルの誕生日から2日後だ。シャモ~ン!」と天国のマイケルに向かって雄たけびを上げた。

 映画は、9月19日に発売される「BAD 25周年記念盤デラックス・エディション」(4枚組:3CD+1DVD)に合わせて制作されたもの。マイケルがミュージック・ビデオではなくショート・フィルムという呼び方にこだわったという、マーティン・スコセッシ演出「BAD」のメイキング映像はもちろん、アルバム収録曲1曲ごとの制作秘話を、秘蔵映像やマイケルとプロデューサーであるクインシー・ジョーンズの当時のインタビュー、さらにスティービー・ワンダーらマイケルさんに関わった人々の証言で構成した濃厚な123分の作品だ。会見でリー監督が叫んだ、「BAD」内でマイケルが言う「シャモン」の意味も明かされる。

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 マイケルとは「They Don't Care About Us」のミュージック・ビデオで仕事をしたことのあるリー監督は、2年前にこのプロジェクトを依頼されたという。リー監督は「僕は1957年生まれでマイケルは1958年とほぼ同世代。彼の音楽を聴いて育ってきたと言っても過言ではない。今回改めて彼の音楽に集中してみると、いかに彼が天才でクリエイティブな作業を積み重ねながら作品を生み出してきたかを再認識した。同時に、ボブ・フォッシーにフレッド・アステアら多くのアーティストと結びつき、交わり合ってマイケル・ジャクソンが出来上がったことを発見した。本当に彼ほど素晴らしいパフォーマーはいないよ」とマイケル愛をさく裂させていた。(取材・文:中山治美)

第69回ベネチア国際映画祭は9月8日まで開催

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