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園子温監督『希望の国』がNETPAC賞受賞!優れたアジア映画に与えられる賞として最高の栄誉!

第37回トロント国際映画祭

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『希望の国』がNETPAC賞受賞! - トロント映画祭での園子温監督
『希望の国』がNETPAC賞受賞! - トロント映画祭での園子温監督 - (c)2012 The Land of Hope Film Partners

 現地時間9月16日、第37回トロント国際映画祭の最終日、園子温監督の『希望の国』がNETPAC賞(最優秀アジア映画賞)を受賞し、今年のトロントで豊作だった日本映画の中でも最注目に値するアジア映画としての栄誉に輝いた。

映画『希望の国』写真ギャラリー

 NETPAC(The Network for the Promotion of Asian Cinem)賞とは、最も注目すべきアジア映画に与えられる“特別賞”的な価値を持つもの。審査員は「社会的にも政治的にも影響力の大きかった事件(東日本大震災)のトラウマから希望と愛を見出そうとする複雑な状況を見事に表現した本作は今回の受賞に値する」と受賞理由を説明した。

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 トロント映画祭のコンテンポラリー・ワールド・シネマ部門で上映された本作は、フランスの配給会社も決定し、映画にとってダブルのご褒美が舞い降りたといえるだろう。園監督は、「あのとき、日本で何が起きたか、今でも日本で何が起きているのか、世界に見てほしい。この映画がきっかけになればうれしいです」とコメントしている。

 また、今年のトロント映画祭では日本映画が好調で、阿部寛と、EXILEHIROとの結婚を発表する前にトロント入りしていた上戸彩らが華やかに登壇した『テルマエ・ロマエ』の会場は大きな笑いに包まれ、内田けんじ監督作『鍵泥棒のメソッド』は上映後のQ&Aですかさず「ハリウッドのリメイクを検討してはどうか?」という声が上がった。黒沢清監督作「贖罪」は4時間半の長尺ドラマにも関わらず3回の公式上映が全てソールドアウトするなど、関係者にとっては今後の大きなステップになるような成果を見ることができた。

 日本映画の他にも、今年のトロントでは映画の売り買いが好調で、カンヌやベネチア、ベルリンのように公式なマーケットが設置されていないにもかかわらず、会場のホテルやカフェ、レストランなどで積極的に商談が行われ、約40作品もの大型契約がまとまったとトロント映画祭は公式発表している。(取材・文:高松美由紀 / 編集部・市川遥)

映画『希望の国』は10月20日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開

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