金子哲雄さんの病気知っていた…テレンス・リー、生前に葬式の話した

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友人の語った覚悟を明かしたテレンス・リー

 軍事評論家のテレンス・リーが4日、秋葉原で行われた映画『ATM』危機管理セミナー付き試写会に出席し、2日に肺カルチノイドのため41歳の若さで亡くなった流通ジャーナリスト金子哲雄さんとの交流を明かした。突然の訃報に世間は驚きを隠せなかったが、リーはすでに病気のことを知っており、もしもの事態も覚悟していたという。

映画『ATM』テレンス・リーの危機管理セミナー写真ギャラリー

 「これはもう話していいんだと思うけど……」と切り出したリーによると、金子さんは亡くなる数週間前、友人のケイ・グラントパラダイス山元、そしてリーの3人を療養中の自宅に呼んでいたという。そのときの様子をリーは「彼の覚悟は全部聞きました。葬式の準備やお墓のことから、お通夜、告別式の食べ物の準備まで。皆さんになるべくおいしいものを食べてもらいたいとか、4~5時間は話をしたのかな」と振り返る。

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 そのとき金子さんはケイ・グラントに葬式の司会をやってほしいと伝えたというが、グラントは「友達だから。(葬式では)泣きたいからできないよ」と断ったのだとか。そんな金子さんに向かってリーは「何だ金子、俺に弔辞を読んでもらいたいのか?」と冗談交じりで尋ねたというが、金子さんは真面目な顔で「読んでもらえますか?」と懇願したという。

 そして金子さんとリーたちは「10月になったら、もう一回飲み会をしよう」と約束。その後、「元気か?」と尋ねたリーのメールに、金子さんは「次の飲み会“まで”は頑張ります」と返答。そして「“まで”じゃねぇだろ。飲み会が励みになるなら、次の次の次の飲み会まで計画してやるよ。頑張ってもらわないと困る」と返したメールでのやりとりが、金子さんとリーが触れ合う最後の機会になった。金子さんは生前、「死ぬのはもう怖くない」と語っていたといい、リーは「彼なりの生き方を貫いて、死んだ後を含めて、全部準備を整えたからじゃないですか。大した男だと思いますよ、あの歳で。よく頑張りましたよ。彼がきつかったのは知っていますから」と金子さんをねぎらった。

 映画『ATM』は、深夜のATMコーナーに閉じ込められた男女3人の姿を描くシチュエーション・スリラー。取材の最後にリーは「(金子さんと)一緒にこの映画を観たかったね。良い意味で不快な映画なんだけど、彼にも不快な思いをさせてやりたかったよ」と笑顔を見せると、「これから彼の通夜に行ってきます」と会場を後にした。(取材・文:壬生智裕)

映画『ATM』は10月20日より渋谷シネクイントにて公開

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