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あれから5年、3.11の今-まとめ-

シネマトゥデイまとめ

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 2011年3月11日から5年が経ち、すでに100本を超える東日本大震災をテーマにした映画が制作され、被災地の現状や復興に向けて歩んでいる人たちの姿を映し出しています。それらの作品の中には、上映開始から2年経っているものや、劇場上映が終了しても自主上映を呼び掛けているものなどがあり、長期にわたり日本各地で「3.11の今」を訴え続けています。現在も日本のどこかで観ることのできる、3.11にまつわる映画をまとめました。(編集部・香取亜希)

原発の恐ろしさとは……

3/12公開『ヒロシマ、そしてフクシマ』

まとめ
(C) MIRAGE ILLIMITE / HISTOIRE 2015

 自身も被爆しながら、広島への原爆投下直後から被爆者たちの治療に尽力してきた肥田舜太郎医師の姿に迫る感動のドキュメンタリー。福島第一原子力発電所事故後も変わることのない日本の現状を何とかして打破しようと、取材や講演に時間を割いてきた肥田医師の果敢な挑戦を映す。

(内部被爆の脅威とは→)

2016年3月12日より公開 <今後の公開情報> 東京 ユーロスペース 3月12日(土)~3週間限定公開 など 

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公開中『広河隆一 人間の戦場』

まとめ
(C) 2015 aureo

 パレスチナ、チェルノブイリ、福島第一原子力発電所事故後の福島などを訪れ、虐殺や放射能汚染の実態を告発してきた広河隆一氏に密着したドキュメンタリー。イスラエル軍によるレバノンのパレスチナ難民虐殺事件や、チェルノブイリでの放射能汚染などを取材してきた彼の原動力に迫る。

(フォトジャーナリストである前に人として向き合う→)

2015年12月19日より公開 【今後の公開情報】 愛媛 シネマルナティック 3月19日(土)~3月25日(金) 大分 シネマ5 3月26日(土)~4月1日(金) 香川 ホール・ソレイユ 4月9日(土)~4月22日(金)

公開中『日本と原発 4年後』

まとめ
(C) Kプロジェクト

 原子力発電の否定派と推進派の双方に取材し、その仕組みや歴史、福島第一原子力発電所の事故について考察するドキュメンタリー。低線量被ばくのリスクやテロや戦争での原発攻撃の可能性、高浜発電所や東京電力元役員の裁判の過程、原子力ムラの実態などに、『日本と原発 私たちは原発で幸せですか?』の監督を務めた弁護士の河合弘之が再び掘り下げる。

(原発をめぐる社会構造がわかる→)

2015年10月10日より公開 <今後の公開情報> 京都 京都佛立ミュージアム 2016年2月14日(日)~3月27日(日) など

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公開中『首相官邸の前で』

まとめ

 「1968」などの著書で知られる歴史社会学者の小熊英二が初監督を務め、脱原発を旗印に首相官邸前に結集した人々の姿を捉えたドキュメンタリー。2012年、大衆が首相官邸前で福島第一原子力発電所事故の政府対応に意義を唱える様子を活写する。元首相の菅直人や現代美術家で文化人類学者の小田マサノリらが登場。

(奇跡のような瞬間を記録し、後世に残す→)

2015年9月19日より公開 <今後の公開情報> 石川 シネモンド 4月16日(土)~4月22日(金) など

公開中『わたしの、終わらない旅』

まとめ
(C) 2014 MASAKO SAKATA

 『花はどこへいった』などの坂田雅子が監督を務め、核をテーマに人類の未来を問うドキュメンタリー。福島第一原子力発電所事故をきっかけに、フランスの核燃料再処理施設の現状や、水爆実験で故郷を離れざるを得なくなったマーシャル諸島の人々の姿を追い掛ける。

(原発の脅威について警鐘を鳴らす→)

2015年3月7日より公開 <今後の公開情報> 神奈川 さかな屋キネマ 3月13日(日)

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食と命を受け継ぐ

公開中『抱く(HUG)』

まとめ
(C) ホライズン・フィーチャーズ

 『いわさきちひろ ~27歳の旅立ち~』などの海南友子が監督を務め、東日本大震災直後に妊娠と出産を体験した海南監督自身の姿に密着したセルフドキュメンタリー。震災後に福島第一原子力発電所から4キロメートルの場所で取材をしていた海南監督の妊娠がわかり、迷いながらも無事に出産するまでの様子をつぶさに映し出す。

(わが子のために……リアルな母の姿→)

2016年3月5日より公開 <今後の公開情報> 大阪 第七芸術劇場 3月19日(土)~4月1日(金)、名古屋シネマテーク 4月2日(土)~4月8日(金)、横浜 シネマ・ジャック&ベティ 4月16日(土)~4月22日(金) など 

公開中『大地を受け継ぐ』

まとめ
(C) 「大地を受け継ぐ」製作運動体

 福島県須賀川市で農業を営んでいた樽川久志さんが自ら命を絶つ原因となった福島第一原子力発電所事故と、その後の福島の農家の厳しい状況を描くドキュメンタリー。今も同じ場所で農業に従事する息子の樽川和也さんと和也さんの母・美津代さんを訪ねた若者たちに向け、彼らの複雑な心境が語られる。

(福島の土地で農業を続けるということ→)

2016年2月20日より公開 <今後の公開情報> 東京 ポレポレ東中野 2月20日(土)~、福岡 KBCシネマ 5月21日(土)~ など 

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公開中『牡蠣工場』

まとめ
(C) Laboratory X, Inc.

 “観察映画”という視点で『Peace ピース』などを生み出してきた想田和弘が監督を務め、岡山県のカキ工場にカメラを向けたドキュメンタリー。瀬戸内海に面したのどかな町を舞台に、過疎化やグローバリゼーション、労働問題や震災の余波などさまざまな問題を浮き彫りにする。

(牡蠣工場に世界の問題が詰まっている!→)

2016年2月20日より公開 <今後の公開情報> 東京 シアター・イメージフォーラム 2月20日(土)~ など

公開中『波伝谷に生きる人びと』

まとめ

 宮城県南三陸町にある海沿いの小さな漁村・波伝谷を撮り上げたドキュメンタリー。2008年3月から2011年3月11日の東日本大震災直後のおおよそ3年間にわたって撮影された、同村と住民の姿を通し、海という自然に根差して生きる人たちの生活を捉える。

(震災前の宮城県南三陸町を映した貴重な記録→)

2015年8月1日より公開 <今後の公開情報> 新潟 シネ・ウインド 3月12日(土)~18日(金)、広島 横川シネマ 3月15日(火)~21日(月・祝) など

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公開中『蘇生』

まとめ
(C) 株式会社 東京平和 OFFICE TETSU SHIRATORI

 環境や食糧、健康といった地球と人間が抱える問題の解決策の一つとして微生物による蘇生を取り上げ、インタビューや再現ドラマを交えてまとめ上げたドキュメンタリー。微生物の専門家が、放射性物質による汚染といった環境問題を解決する微生物の可能性について語る。

(微生物の蘇生能力に注目!→)

2015年4月4日より公開 <今後の公開情報> 山梨県立文学館 講堂 3月19日(土)、兵庫 イーストコート6番街 会議室 3月20日(日) など  

公開中『天に栄える村』

まとめ
(C) 桜映画社

 福島第一原発事故による放射性物質汚染と闘う福島県天栄村の農家の人々の姿を追ったドキュメンタリー。環境に配慮したおいしい米作りを追求し全国コンクールで4年連続金賞受賞という成果を残している彼らが、事故で農地を汚染された絶望的な状況に屈することなく、行政に頼らず自分たちで試行錯誤しながら除染に取り組む様子を映し出す。

(放射性物質汚染に立ち向かう農家の人々の実情→)

2013年11月16日より公開 <今後の公開情報> 東京 ポレポレ東中野 4月2日(土)~4月8日(金) など

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