満場一致での最高賞! 女性監督作品が久々に…審査委員長ロジャー・コーマンが経緯を明かす

第25回東京国際映画祭

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審査委員長を務めたロジャー・ローマン

 28日、第25回東京国際映画祭受賞者記者会見が行われ、コンペティション審査委員長を務めたロジャー・コーマンが、最高賞にあたる東京サクラグランプリ決定に至るまでの経緯を明かすとともに総評を行った。

第25回東京国際映画祭クロージングセレモニー フォトギャラリー

 「B級映画の帝王」とも呼ばれるコーマンは、これまでにも多くの国際映画祭の審査員を歴任してきた。しかし「これだけフレンドリーな環境は珍しい」と振り返ったように、フランス映画『もうひとりの息子』の最高賞受賞はほぼ満場一致で決定。政治的なものをはじめとする葛藤をテーマにした作品が多く、そうした葛藤の中にも希望をしっかり描いていることを評価したといい、「ぜひ作品賞に、という気持ちになりました」と経緯を明かした。

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 今回は『もうひとりの息子』が最高賞と最優秀監督賞を、韓国映画『未熟な犯罪者』が審査員特別賞と最優秀男優賞を獲得し、複数受賞が目立つ結果に。「すべて作品のクオリティーで判断しました」と明かしたコーマンだったが「最優秀作品賞に選ばれる作品は、監督が素晴らしい仕事をしています。なので、最優秀作品賞と監督賞は同じ作品が受賞するべきだと考えました」と持論を展開した。

 また『もうひとりの息子』は同映画祭で、久々に最高賞を受賞した女性監督の作品。そのことについて同作のロレーヌ・レヴィ監督は「この業界に入るときは思ってもいなかったことですが、女性が映画監督をやることは難しいです」と苦労をのぞかせた一方で、「ですが、前進を続けることが大事だと思っています」と世の女性監督にエール。自身も早速次回作の構想を口にするなど、さらなる飛躍を誓っていた。

 同会見にはそのほか、審査委員を務めた映画監督の滝田洋二郎、エマニエーレ・クリアレーゼ、プロデューサーのリュック・ローグ、美術監督の部谷京子、ならびに各受賞者が出席。8日間にわたって行われた第25回東京国際映画祭を締めくくった。(編集部・福田麗)

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