『バージニア・ウルフなんかこわくない』の故リチャード・バートンがハリウッド殿堂入り、故エリザベス・テイラーの横に名が刻まれる!
映画『クレオパトラ』、『バージニア・ウルフなんかこわくない』などでおなじみの名優故リチャード・バートンが、ハリウッド殿堂入りを果たすことがThe Hollywood Chamber of Commerce(ハリウッド商工会議所)によって明らかになった。
これは、映画『クレオパトラ』の公開50周年を記念して、3月1日(金)にハリウッド商工会議所主催による授賞式で、長年スクリーンで共演した元妻故エリザベス・テイラーの横に、リチャード・バートンの名が刻まれることになったようだ。
リチャード・バートンは、1925年イギリスのウェールズ生まれ。母親が2歳のときに亡くなるが、彼の教師フィリップ・バートンの養子となり、オックスフォード大学で、空軍の士官候補生として学ぶが、舞台に興味を持ち1943年にリヴァプールで舞台デビュー。
その後、映画デビューも果たし、1952年の映画『謎の佳人レイチェル』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。(アカデミー賞には計7回ノミネートされたが、一度も受賞していない)
そして1963年に、映画『クレオパトラ』でエリザベス・テイラーとの運命的な出会いから恋が芽生えたが、当初リチャードは女優シビル・ウィリアムズと結婚していたため、スキャンダルとなった。結局彼は、シビル・ウィリアムズと離婚し、エリザベス・テイラーと再婚。彼女とは映画『バージニア・ウルフなんかこわくない』、『じゃじゃ馬ならし』などを含めた7作で共演、当時ハリウッドで最も有名なカップルだった。そして、エリザベス・テイラーとは2度の結婚離婚を繰り返し、1984年に脳出血でジュネーブで亡くなっている。
永遠のスクリーンのカップルは、死後もそばに居ることになるようだ。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)