ジャッキー映画の知られざるトリビアとは?全出演作レビューも掲載の決定版特集!-映画秘宝
ジャッキー・チェン最後のアクション大作『ライジング・ドラゴン』の公開が迫る中、映画専門雑誌「映画秘宝」5月号では、ジャッキーの全てを網羅した特集を掲載、全出演映画の解説に貴重なトリビアなど、まさにジャッキーを知る上で決定版ともいえる内容になっている。
「ジャッキー・チェン笑撃アクション大百科!」と題された特集では、『ライジング・ドラゴン』の見どころを皮切りに、大槻ケンヂや町山智浩、みうらじゅんらが選ぶベストジャッキー映画。また実に129本にも及ぶという全出演作のレビュー、バイオグラフィーと、まさに「ジャッキーの全て」を網羅。
中でも注目なのが、ページ欄外に掲載されているジャッキー・トリビアだ。このコーナーでは、『るろうに剣心』でアクション監督を務め、ジャッキーの現場をはじめ香港映画界でも広く活躍する谷垣健治が、その知識を余すところなく披露。スタントマン時代にあまりの使えなさから「おぼっちゃま」と呼ばれていたことや、『クレージーモンキー/笑拳』で100手に及ぶ立ち回りを2日がかりで撮ったこと、『ポリス・ストーリー/香港国際警察』でブリジット・リンの演じる役の部屋がジャッキーの自宅で撮影されたことなど、貴重な豆知識がつづられている。
同誌ではそのほか、アーノルド・シュワルツェネッガーの『ラストスタンド』、シルヴェスター・スタローンの『バレット』と筋肉アクションスターの新作も紹介。ジャッキーをはじめ、往年のアクションスターが勢ぞろい。
また園子温監督初のアクション映画として話題となっている『地獄でなぜ悪い』の詳細情報も。同作に出演する二階堂ふみが刀を手にセクシーな衣装で表紙を飾っているかと思いきや、それをめくると、シュワちゃん主演『コマンドー』でおなじみの敵役ベネット(ヴァーノン・ウェルズ)をフィーチャーしたブルーレイの広告が裏表紙に登場するなど、相変わらずの秘宝テイストに満ちた一冊となっている。(編集部・入倉功一)
映画専門雑誌「映画秘宝」5月号は発売中 洋泉社刊 1,050円(税込み)