綾野剛は自称変態！「一緒に狂って」
綾野剛が18日、ヒューマントラストシネマ渋谷で行われた映画『シャニダールの花』完成披露試写会で、自らを「変態」と語るほどにのめりこむことのできた本作に自信を見せた。
綾野のほか、共演の黒木華、伊藤歩、刈谷友衣子、メガホンを取った石井岳龍監督が出席したこの日の舞台あいさつ。綾野は突然、「ここに立っているのは変態ですよ。それは否定しないです」と切り出し、「現場で変態だと言われ過ぎて、『そっか。俺、変態なんだ』と思うようになった」と発言の真意を説明。それに対し、伊藤は、女性の胸に美しい花が咲くという寓話的設定の本作にかけ、「この中で（綾野が）一番、花っぽいですよね。どこにいても溶け込むんだけど、でも香りを放っている感じが……変態だなと思う」と同調した。
また、石井聰亙という名前で活動していた時代を含めて7年間温め続けていたオリジナル企画だと明かした石井監督は「いろいろな困難があり、何回も挫折しました。でも最終的にいい作品になったので、感無量ですね」と晴れ晴れとした表情。綾野も「とにかく、本当に一緒に狂っていただけたらと思います。いつもは、自分が出演している作品が世に出るのは不安でしょうがなかったんです。でもここまで公開が楽しみな作品は初めて。賛否やいろんな評価を受け止める自信があります。この作品の公開に向けてスタートを切れるのが、感謝の極みです」とアピールし、自信のほどをうかがわせた。（取材・文：壬生智裕）
映画『シャニダールの花』は7月20日よりテアトル新宿ほかにて全国公開
