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女優・成海璃子が審査員を務めた映画祭グランプリに、イギリスの短編映画が決定!!

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本映画祭の実行委員会委員長を務めた別所哲也
本映画祭の実行委員会委員長を務めた別所哲也

 アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2013」のアワードセレモニーが明治神宮の神宮会館で開催され、グランプリ作品にガブリエル・ゴーシュ監督のイギリス映画『人間の尊厳』が選ばれた。

女優・成海璃子が審査員を務めた映画祭グランプリに 画像ギャラリー

 映画『人間の尊厳』は、上映時間16分のスリラー。55歳で無職のリチャードが、職業安定所の約束に3分遅刻してしまい、それを理由に担当者は予約をキャンセルしようとするが、生活費すらままならないリチャードは、何とか食い下がろうとする……という物語だ。

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 審査員の俳優・宝田明は講評として、「すべての要素においてすばらしい作品。脚本しかり、演出しかり、ユニークで個性的な俳優諸氏もしかり。申し分のない作品でした」とコメント。だが、突然のことにゴーシュ監督も予期していなかったようで、「ショック状態で、言葉が出てきません」と非常に驚いた様子を見せたが、「この作品の上映ができて、なおかつこのような賞までいただいて。映画祭の関係者、審査員の皆さん、そしてスタッフ、キャストすべての皆さんに感謝したい」と喜びのコメントを寄せた。グランプリ作品となった『人間の尊厳』は、来年2月に開催予定の米国アカデミー賞短編部門のノミネート選考対象作品となることが決定している。

 さらに「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2013」のオフィシャルコンペティションのジャパン部門優秀賞には『寿』(田中希美絵監督)が受賞。田中監督はインド、チリ、ニューヨーク、パリを移り住み、2013年ニューヨーク大学大学院映画学科卒業予定、という経歴の持ち主。そんな田中監督のためにプレゼンターとして登場した審査員の女優・成海璃子は「海外で学び、自分の道を進む監督に敬意を払いたい」と祝福のコメントを寄せた。

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 今年で15周年を迎える「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」アワードセレモニーもいよいよフィナーレ。本映画祭の実行委員会委員長として、長きにわたり、映画祭を支えてきた別所哲也に対し、審査員の宝田から「よくやってきたね。弟分の別所がやっている映画祭なんで、皆さん、彼に温かい拍手をお願いします」とねぎらう一幕も。観客はそんな別所に対して大きな拍手を送った。(取材・文:壬生智裕)

同映画祭の受賞作品は、6月19日より横浜・みなとみらいの「ブリリア ショートショート シアター」で上映予定

■「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2013」の受賞結果
・グランプリ/インターナショナル部門 優秀賞:『人間の尊厳』(ガブリエル・ゴーシュ監督)
・アジア インターナショナル部門 優秀賞:『私の街』(ティナ・パクラバン監督)
・ジャパン部門 優秀賞:『寿』(田中希美絵監督)
・地球を救え!部門 優秀賞(環境大臣賞)/J-WAVEアワード:『糸を紡いで』(メグナ・グプタ監督)
・CGアニメーション部門 supported by デジタルハリウッド 優秀賞:『夏と冬の間に』(オード・ダンセット & カルロス・デ・カルヴァーリョ監督)
・ミュージックShort部門 UULAアワード:『ハヌル』(門馬直人監督)

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