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艶やか浴衣姿の真木よう子、カラオケ好き? 共演の鈴木杏が暴露

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今年初となる浴衣姿を披露した真木よう子
今年初となる浴衣姿を披露した真木よう子

 10日、東京・神田明神にて映画『さよなら渓谷』の大ヒット祈願イベントが行われ、主演の真木よう子をはじめ、大西信満鈴木杏鶴田真由大森立嗣監督が、じめじめした梅雨の暑さを吹き飛ばすさわやかな浴衣姿で登場した。

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 淡いブルーの浴衣に身を包んだ真木は「浴衣を着るのは今年初めてです。やっぱり(浴衣を)着ると女性らしい立ち居振る舞いをしなくっちゃ、と気持ちがしゃんとしますね」と笑顔。

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 本作では、ある事件の被害者と加害者が夫婦として生活しているという衝撃的な男女の関係が描かれている。7年ぶりの映画単独主演となる真木は、「簡単に言葉にして、幸せとか不幸せとか、愛情とか明確な一言では言い表せられないものがあります。目が合った時など、ふとした瞬間に愛情のようなものを感じることはあっても、二人の間には消せない過去がある。そんな気持ちの差の大きい役でしたね」と振り返った。

 取り扱うテーマはシリアスな作品ながら、現場の雰囲気は和気あいあいとしていたそうで、「普通にみんなで飲みに行ったり、焼き肉に行ったりしていました」と明かした真木に続いて、鈴木も「真木さんは、すぐにカラオケに行こうとする」と明かす場面も。

 また、真木は椎名林檎の楽曲提供を受けて、エンディングテーマ「幸先坂」を歌っている。完成した映画を観て曲が流れてきたときには、「『わぁ~』ってなりました」と自身の歌声を聞くことに慣れないと語る真木だが、「みんなが思いを込めた大切な作品なので、精いっぱい、かなこ(役名)の気持ちで歌いました」と話した。

 大森監督も「この二人は、社会的な枠からは、はみ出てしまっている。それだけに純粋な愛が生まれる可能性があると思いました。ぜひ、皆さんに『この純粋な愛があなたに見えますか?』と問い掛けたい」と本作への熱い思いを語った。

 本作は、芥川賞作家・吉田修一の同名小説を『まほろ駅前多田便利軒』の大森立嗣監督が映画化した問題作。美しい渓谷に暮らす夫婦の近くで起きた幼児殺害事件がきっかけで、夫婦の間にある衝撃の事実が明らかになっていく。(山下千香子)

映画『さよなら渓谷』は6月22日より全国公開

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