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稲川淳二が怖いのは別居中の嫁!初の幽霊役には上機嫌!

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『鷹の爪』で幽霊役に挑んだ稲川淳二
『鷹の爪』で幽霊役に挑んだ稲川淳二

 タレントの稲川淳二が12日、都内スタジオで映画『鷹の爪GO 吉田、秘密結社やめるってよ。』のアフレコ収録を行い、幽霊の装束姿で「今、一番怖いもの」について明かした。この日は監督で声優も務めるFROGMANも来場した。

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 本作で稲川が担当するのはアセロラが大好きな幽霊の「霊吉(れいきち)さん」。怪談話で有名な稲川だが、意外にも「幽霊になって語るのは初めて」だという。さらに人気Flashアニメ「秘密結社 鷹の爪」への参加とあって、スタジオに集まった報道陣を見渡すと、「こんなにたくさんのマスコミが来るなんて驚きましたね。うれしいですね」と上機嫌だった。

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 稲川を起用した理由についてFROGMANは「普段の『鷹の爪』の声は僕一人でやっているんですけど、霊吉さんだけはどうもしっくりこない。じゃ幽霊にふさわしい人がいないだろうかと思って、稲川さんにオファーさせていただいたら、快く引き受けてくださった」と説明。一方の稲川も「監督がいい環境を作ってくれて。本当に楽しかったですね」と笑顔で収録を振り返った。

 昨年2月には前立腺がんで手術を受けた稲川だが、「調子はいいですね」と体調が万全であることをアピール。「手術も麻酔が切れたらすでに終わっていたんですよ。六つあった手術跡も今は一つ消えて五つになりました。今の医療技術ってすごいですね~」と感心していた。入院中もナース相手に怪談話に花を咲かせていたようで、本人も「(怪談好きは)病気なんだよね」と笑っていた。

 さらに「60を過ぎて死を恐れなくなりましたね」と語った稲川。そんな彼が怖いものとして、別居生活23年という夫人の存在を挙げると、怪談話のトーンで「徹夜の仕事が終わって帰ってきたら、家がガラーンとしていて暗かった。どこに行ったかわからなくて、しょうがないんで車に乗って遊びに行こうと思い、近所のガソリンスタンドに行ったんですよ。そこのオヤジに奥さんのことをグチったら、奥さん、会津の温泉に行ったよって言うんです。怖いな~」と当時を述懐。そんな稲川の姿に会場は笑いに包まれた。(取材・文:壬生智裕)

映画『鷹の爪GO 吉田、秘密結社やめるってよ。』は今秋、全国公開予定

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