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寺島しのぶ、審査員の大役に充実感!日本映画無冠には無念さにじませる

第26回東京国際映画祭

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日本映画無冠は無念! 充実の審査を振り返った寺島しのぶ
日本映画無冠は無念! 充実の審査を振り返った寺島しのぶ

 第26回東京国際映画祭で25日、各賞発表後に審査員記者会見が行われ、審査委員長のチェン・カイコー監督をはじめ女優の寺島しのぶら審査員一同が出席した。審査を振り返った寺島は「楽しいディスカッションをすることができて、映画を改めて見つめ直した感じです」と充実感を口にすると共に、日本映画が無冠に終わったことには「個人的には日本の映画が評価されなかったのは残念です。自分自身、今度はコンペティションに選ばれるような映画に出演させていただきたいなと思いました」と悔しさと意気込みを語った。

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 今年のコンペティション部門では、世界93の国と地域から集まった1,463本の映画から選ばれた15作品がグランプリを競った。日本からは『ほとりの朔子』『捨てがたき人々』の2作がエントリー。日本映画では、2005年開催の第18回以降8年ぶりのグランプリに期待が高まっていたが、惜しくも受賞を逃がす結果となった。

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 そんな中、最優秀賞にあたる東京 サクラ グランプリに輝いた『ウィ・アー・ザ・ベスト!』は、12歳から13歳の女の子たちがパンクバンドを結成し、歌い踊る姿を描いたスウェーデンの青春映画。審査員の満場一致で決定したといい、カイコー監督は「この映画はただ音楽や青春を描いた映画ではない。10代の子どもたちが成長する過程で喜びや悲しみ、失望といった、人生経験を経て大人になる姿が描かれている。大人とティーンエージャーの対立も描かれており、これはわたしたち全員が経験してきたこと。全員が共感できるテーマだった」と選出理由を語った。

 一方、日本の作品が無冠に終わったことについてカイコー監督は「わたしは黒澤明監督の大ファン。黒澤監督に匹敵しない作品は評価しないよ」とジョークを交えつつ、「願わくば、来年の東京国際映画祭は日本映画にサクラ グランプリを取ってほしい」とエールを送っていた。会見にはそのほか、審査員を務めた女優のムン・ソリ、プロデューサーのクリス・ブラウン、映画監督のクリス・ワイツも出席した。(中村好伸)

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