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海老蔵、父・團十郎さんの人柄に感銘 温かな共演秘話を披露

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モントリオール世界映画祭で最優秀芸術貢献賞を受賞した際のトロフィーを受け取る海老蔵
モントリオール世界映画祭で最優秀芸術貢献賞を受賞した際のトロフィーを受け取る海老蔵

 歌舞伎俳優の市川海老蔵が5日、丸の内TOEIで行われた映画『利休にたずねよ』の“おもてなし試写会”に出席し、今年2月に亡くなった父・市川團十郎さんとの最初で最後の映画共演となった本作について語った。

映画『利休にたずねよ』場面写真

 歌舞伎の世界は礼儀作法が特に厳しいことでも知られるが、市川は「父は今回の映画に限りましては、主演がせがれということで、楽屋入りしたとき冗談半分にわたしの顔をのぞいて『よろしくお願いします』と言ってくださった。そのことに一番びっくりしました」と温かなエピソードを披露。「大変、人間としておおらかな方だと思い、偉大さを感じました」と改めて團十郎さんの人柄に感銘を受けたことを明かしていた。

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 本作はおよそ400年前に茶の湯を大成させ、「おもてなし」の礎を築いた千利休の生涯を描いた作品。檀上で市川は、国際オリンピック委員会総会の最終プレゼンテーションにおけるフリーアナウンサー、滝川クリステルのスピーチの一部「お・も・て・な・し」についても触れ、「素晴らしいことをおっしゃるなと思いました」と感心。

 続けて、自身が思う「おもてなし」の流儀について語り、「僕の中で『おもてなし』とはサービスになってはいけないと思っています。『おもてなし』は受ける側がルールを守って『おもてなし』を受けて、『おもてなし』をする側もそれをくんで『おもてなし』をするものだと思う」とお互いのマナーやルールの上に成り立つものだという考えを述べていた。

 同作は、直木賞に輝いた山本兼一の小説を実写化した歴史ドラマ。戦国時代から安土桃山時代に活躍した茶人・千利休の崇高な美意識が、若い頃に体験した情熱的な恋に始まっているとしたら……という大胆な仮説のもと、命を懸けて美を追求した利休の生きざまを描く。舞台あいさつには市川のほかに中谷美紀伊勢谷友介クララ川野直輝田中光敏監督も出席した。(中村好伸)

映画『利休にたずねよ』は12月7日より全国東映系にて公開

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