震災記録映画『ガレキとラジオ』でやらせ? 監督が見解を発表

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映画『ガレキとラジオ』オフィシャルサイト - 画像はスクリーンショット

 東日本大震災の被災地、宮城県南三陸町のラジオ局「FMみなさん」を題材にしたドキュメンタリー映画『ガレキとラジオ』に“やらせ”があったと報じられた問題で、同作の梅村太郎監督、塚原一成監督が見解を発表した。両監督は「ドキュメンタリーとして許される範囲の『演出』として考えておりました。しかし、それがドキュメンタリーを逸脱したものだというご指摘は真摯に受け止めたいと思います」と明かすとともに、一連の騒動を謝罪している。

やらせ?演出? 映画『ガレキとラジオ』場面写真

 同作は企画・制作を博報堂が務め、南三陸町に生まれた素人ラジオ局「FMみなさん」の活動に密着したドキュメンタリー。問題となっているのは、娘と孫を津波で失った女性がラジオで励まされる場面で、一部メディアでは、この女性が実際にはラジオを聞いておらず、一連のシーンがスタッフによる演出であったことが報じられた。

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 梅村・塚原両監督は同作のFacebookページに連名でコメントを寄せると、その中で制作過程に触れて、「ご出演頂く候補の皆さんにお話をお伺いし、その中でとある方に出会い、その方から避難生活のさみしさを伺いました。しかしながら、その方は『FMみなさん』の電波が届かない地域にお住まいでしたので、ラジオ番組を録音したCDを提供し、聴いて頂いておりました。当然、ご本人、ご家族の了承を頂き、撮影を行いました」と経緯を説明。女性に対しては「映画の公開後も、その思いがけぬ広がりを喜んでくださっていましたが、現在はご心労をおかけしておるとのことを、大変申し訳なく思います」とつづった。

 「以上は、ドキュメンタリーとして許される範囲の『演出』として考えておりました。しかし、それがドキュメンタリーを逸脱したものだというご指摘は真摯に受け止めたいと思います」という両監督。映画公開後から現在に至るまで、同作は全国各地で自主上映会が開かれているが、「私たちはできることであれば、今後も、『映画で東北を知る支援』の活動を継続していきたいと願っています」と明かし、「このたびは、お騒がせ致し誠に申し訳ございません。何卒、本映画の趣旨をご理解頂けますよう、心からお願い申し上げます」と改めて騒動を謝罪している。

 また、企画・制作の博報堂も、一連の報道について「やらせという意図はなかった」と説明している。(編集部・福田麗)

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