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肌の黒い『アニー』は認められない? ネット上で論争、差別的な言葉も

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リメイク版『アニー』でアニーを演じるクヮヴェンジャネ・ウォレス
リメイク版『アニー』でアニーを演じるクヮヴェンジャネ・ウォレス - Kevork Djansezian / Getty Images

 先日、リメイク版『アニー』の予告編が公開されたことをきっかけに、クヮヴェンジャネ・ウォレス演じる主人公のアニーに対して、インターネット上でさまざまな論争が発生している。

クヮヴェンジャネ・ウォレス主演映画『ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~』場面写真

 1982年の映画『アニー』などで、アニーは赤い巻き髪で白い肌の少女として描かれていた。しかし映画『ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~』でアカデミー賞主演女優賞に最年少でノミネートされたウォレスは、黒い髪に黒い肌と今までのアニーのイメージを一新させる姿。この新アニーに対して、予告編を見た人々からウォレスのツイッターには、「とても良い!」「素晴らしい演技ね」などの肯定的な意見が寄せられている。

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 しかしAtlanta Daily Worldによると、ネット上では「アニーはブラックではない」など否定的な言葉や、人種差別的な発言も飛び交っているという。またThe Guardianによると、これらの発言をする際に「わたしは人種差別者ではないのだが」など一言おいてから、発言されているケースもあるとのこと。

 現代のニューヨークを舞台とする今回のリメイク版では、アニーを気にかける大富豪がニューヨーク市長候補へと変更されるなど、アニーの肌の色以外にも大幅な変更点は複数存在する。その中でアニーの肌の色だけを否定をすることへの非難も出ていた。

 リメイク版『アニー』は12月19日に全米公開を予定。これまでとは全く異なる、新しいアニーが親しまれることに期待したい。(井本早紀)

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