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バンクシーの落書きに落書きした男、起訴される

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バンクシーの「小便をする犬」
バンクシーの「小便をする犬」 - Jason LaVeris / FilmMagic / Getty Images

 グラフィティーアーティスト・バンクシーの落書きに落書きした男が、重罪の公共物汚損行為で起訴された。

バンクシー初監督作!映画『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』場面写真

 起訴されたデヴィッド・ウィリアム・ノルが落書きをしたのは、バンクシーがロサンゼルスの壁に描いた「ブランコに乗る少女」と「小便をする犬」という二つの有名な絵。ノルには最大で懲役5年の罰則が科せられる。

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 TMZ.comが地方検事局に「バンクシーも人の壁に落書きしているのになぜ起訴されないのか」と尋ねたところ、「公共物汚損行為で起訴できるのは土地の所有者が申し立てたときのみで、バンクシーのアートに不満を言う人は誰もいない」との回答があったとのこと。「ブランコに乗る少女」が描かれた壁の持ち主は、この絵によって土地の価値が65万ドル(6,500万円・1ドル100円計算)まで上がったと考えているという。

 バンクシーは、ロンドンを中心に活動する神出鬼没な覆面落書きアーティスト。ユーモアたっぷりにアート業界の暗部を映し出した初監督作『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』は第83回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされたことでも話題を呼んだ。(編集部・市川遥)

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