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中井貴一、妻役・広末涼子へ熱烈ラブコールを送っていた!

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熱烈なラブコールを送っていた中井貴一と広末涼子
熱烈なラブコールを送っていた中井貴一と広末涼子

 俳優の中井貴一広末涼子が9日、丸の内ピカデリーで行われた映画『柘榴坂の仇討』のプレミア試写会に出席した。中井は、自身がふんする主人公・金吾の妻セツを広末が演じた背景に、自らのラブコールがあったことを明かした。舞台あいさつにはほかに、阿部寛真飛聖若松節朗監督、原作者の浅田次郎も登壇した。

和装で涼やかな広末涼子ら女性陣と共に…フォトギャラリー

 同作は『鉄道員(ぽっぽや)』『壬生義士伝』などの作家・浅田次郎の原作を映画化した時代劇。主君のあだ討ちを命じられた武士・金吾(中井)の不器用な生きざまを通し、幕末から明治へと時代が激変する中、武士として、人としての誇りと覚悟を持って生きる侍たちの姿を描く。

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 中井は広末を妻役に希望した経緯について「映画の話をいただいて、まだセツの役が決まっていないときに仕事で海外に行く機会があり、飛行機で観た映画に広末さんが出ていらして、あるワンカットを観たときにセツは広末さんだと思いました」と衝動的な思いに駆られたことを告白。

 帰国後すぐに監督とプロデューサーへ「広末さんがいいと思うんですけど。お願いしてきてもらえませんか?」と伝えたそうで、中井は「その経緯もありましたので、望みがかなったんです」と広末の隣でにっこり。しかし、オファーのきっかけになった作品については「広末さんから『わたしの何を観てそう思われたのですか?』と聞かれたんですけど、そのワンカットしか覚えていなくて」と申し訳なさそうに付け加えていた。

 また、「今時代劇は不振といわれていますが、真正面から日本人の心を映画の中に映し出したつもりです」と本作に込めた熱い思いを口にした中井。この日、和装で登場し、しっとりとした魅力を振りまいた広末も、撮影前は慣れない時代劇だけに「新人と思って所作指導をつけてくださいとお願いしました」と真摯(しんし)な思いで挑んだことを振り返り、「背筋が伸びる、心洗われるすてきな浅田先生原作の作品に参加でき、武士道、侍の生きる道を貫く覚悟とプライドのある金吾さんの妻を演じさせていただき、本当に幸せだなとあらためて実感させていただきました」と思いを語った。(中村好伸)

映画『柘榴坂の仇討』は9月20日より全国公開

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