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ヘビー級チャンピオンのイべンダー・ホリフィールドが明かす、白人選手に負けた過去とは?

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『チャンプス(原題) / Champs』について語ったバート・マーカス監督とイベンダー・ホリフィールド

 ボクシングの世界を取り巻く環境を描いた話題作『チャンプス(原題) / Champs』について、元WBA世界ヘビー級チャンピオンのイベンダー・ホリフィールドとバート・マーカス監督が語った。

 本作は、マイク・タイソン、イベンダー・ホリフィールド、バーナード・ホプキンスという3人の元世界チャンピオンの育った環境やボクシング界を取り巻く状況を、彼らのボクシングキャリアと交錯させてつづったドキュメンタリー。

 この3人を選んだ理由についてマーカス監督は「彼らは僕の成長期に最も象徴的なアスリートだった。マイクのように世界チャンピオンになった後全てを失ったり、イベンダーのように勝っていたオリンピックの試合で失格とされたり、バーナードのように刑務所からスタートしたりと、三者三様だ。彼ら3人のリングの上と外での生き方を通して、子供たちが彼らから知識や手段を得て、将来に役立ててほしいと思ったんだ」と語った。波瀾(はらん)万丈な彼らの人生は映画の題材に適していたようだ。

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 イベンダーは、学生のころ、白人ボクサーに負け、一度はボクシングをやめようと考えたこともあったそうだ。「僕がボーイズ・クラブ・ボクシング・トーナメントで勝ち続け、初めて白人少年シーザーという選手に強打され、負けたことがあった。このレベルで負けていた僕は、ボクシングをやめたいと母に伝えると、その白人選手を倒すまではボクシングをやめることを許さないと言われた。再度、彼と戦ったらまた負けた。その後、ジュニア・オリンピックの参加資格を得て、ようやく彼を倒すことができた。結局、その不屈の精神のままボクシングを続けたんだ」と意外な過去を明かした。

 オリンピックの準決勝で失格になったことについて、イベンダーは「僕は米国のボクシング選手の中で最後に選考され、誰も僕がメダルを取れるとは思っていなかった。ところが最初の3試合を全てノックアウトしてメダル候補になった。でも準決勝で(イベンダーはレフリーのストップの声が聞こえず)相手をノックアウトして、失格になった。その時に僕は何もクレームをつけず、その後コーチや国民にその態度を評価されたが、それは母から、才能よりもリング上での態度が大切と言われていたからだ」と述べた。

 映画は、命を懸けて戦うボクシング選手を通して、夢と悪夢が共存するボクシングの世界を浮き彫りにした作品。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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