冷戦からテクノロジーへ…新『ターミネーター』が描く現代の隠れたパラノイア?

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監督たちの考えは新作にどう反映されているのか? - (C) 2015 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

 アーノルド・シュワルツェネッガー主演の大ヒットSFシリーズ最新作『ターミネーター:新起動/ジェニシス』で、メガホンを取ったアラン・テイラー、製作を担当したデヴィッド・エリソンデイナ・ゴールドバーグが、同シリーズを復活させた意義をテクノロジーと人類の関係の変化の観点から語った。

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 ジェームズ・キャメロン監督の手掛けた第1・2作は、斬新なアイデアと革新的な映像で大ヒットを記録し、ターミネーターを演じたシュワルツェネッガーの名を一躍世に知らしめた。新作は、そんな1・2作目にオマージュをささげた作品であるといい、キャメロンも「本作はわたしにとっては『ターミネーター』の3作目だ」と絶賛したことが話題になっていた。

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 キャメロンの手掛けたシリーズのテーマについて、デヴィッドは「キャメロンは『ターミネーター』と『ターミネーター2』は冷戦時代の映画だと公言している。当時のソ連との武器競争や、核攻撃による世界の終末というのは、彼が育った時代のパラノイアだったんだ」と語る。

 新作でも、核への恐怖は大きな要素になっていると認めたものの、「でも、人類とテクノロジーの関係は変わった。いかに僕らがテクノロジーを恐れているか、パソコンが居間に入ってくるというようなことが引き起こすパラノイアを、1990年代初期にハリウッドが描いていた時代と、今はその反対だ。僕らは今、アップルストアの前に並んでいる。それは積極的に自分たちのプライバシーを提供する社会に向かって夢中歩行しているようなもので、僕らは無知な傍観者だ。そういったことが、この作品をとても現代に通じるものにしているんだ」と本作を復活させた意義を説明する。

 さらにアラン監督が「僕には13歳の娘がいるけど、僕が知る限り、彼女は機械にコントロールされているね」と語ると、デイナも「映画の中に素晴らしい瞬間があるの。サラ・コナーは誰もが常に何かとつながっていることに気が付いて、『何とつながっているの?』って言う。それは正しい質問ね。だって、間違いなくわたしたちはすでに、機械によってコントロールされているから」と現代人とテクノロジーの関係を指摘した。このような彼らの考えが一体、どのように新作に反映されているのかにも注目したい。(編集部・石神恵美子)

映画『ターミネーター:新起動/ジェニシス』は7月10日より全国公開

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