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アンジー監督新作、カンボジア大虐殺・戦争を生き抜いた児童兵がテーマに Netflixと提携

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監督最新作はカンボジア人の大量虐殺と戦争を生き抜いた少女がテーマ - アンジェリーナ・ジョリー
監督最新作はカンボジア人の大量虐殺と戦争を生き抜いた少女がテーマ - アンジェリーナ・ジョリー - Andrew Toth / Getty Images

 アンジェリーナ・ジョリー監督が大手インターネット動画配信会社Netflixと提携し、カンボジア大虐殺と戦争を経験したカンボジアの女性作家ルオン・ウンの手記を映画化する。24日、Netflixより発表された。

 同作は、人権活動家でもあるルオンのノンフィクション小説「最初に父が殺された 飢餓と虐殺の恐怖を越えて」を基にしたもの。同小説には、1970年代、200万人近くのカンボジア人が亡くなったクメール・ルージュ政党による大量虐殺を、幼少のころに経験したルオンの実体験がつづられている。プノンペンの実家から強制的に孤児専用の労働所に送られたルオンは、児童兵士としての訓練を積むことを余儀なくされ、必死に戦争を生き抜いた。彼女の6人の兄弟は強制収容所に送られたという。

 メガホンを取るアンジェリーナは、ルオンと共同脚本を執筆。また第86回アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた『消えた画(え) クメール・ルージュの真実』のリティ・パニュ監督と共に製作も務める。映画は今年下半期から制作を開始し、2016年にNetflixでの全世界配信を予定。主要な映画祭への出品も視野に入れている。

 アンジェリーナの養子で長男のマドックスくんはカンボジア出身。それだけにアンジェリーナの企画への熱意は並々ならぬようで、「この本を映画化できることはわたしの夢でもありました」とコメント。Netflixと提携した理由については「このような映画は向き合うことが難しく、思わず目を背けてしまいがちですが、観ることは非常に重要なのです。また、実際の製作も困難を極めます。これらを可能にするのがNetflixでした。彼らとの提携を通して本作を製作できること、また、彼らを通じて多くの視聴者に届けられることを大変楽しみにしています」と説明している。(編集部・井本早紀)

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