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ホロコースト奇跡の実話『戦場のピアニスト』がデジタル・リマスターで公開

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『戦場のピアニスト』(デジタル・リマスター版)ポスタービジュアル
『戦場のピアニスト』(デジタル・リマスター版)ポスタービジュアル - (C)2002 STUDIOCANAL HERITAGE FILMS STUDIO BABELSBERG RUN TEAM Ltd

 第75回アカデミー賞で監督賞、主演男優賞、脚色賞に輝いた映画『戦場のピアニスト』のデジタルリマスター版が8月28日より公開される。劇場初公開時には35mmフィルムのみでの上映だったが、終戦70周年を記念し、このほどDCP(デジタルデータでの上映)で上映される。

【写真】シュピルマンの奇跡的な生還につながった演奏シーン

 本作は、幼いころをクラクフのゲットー(ユダヤ人が強制的に住まわされた居住地区)で過ごし、母を収容所で亡くしたロマン・ポランスキー監督が、ポーランドの名ピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマンの回想録を映画化したドラマ。

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 1939年、ナチスドイツがポーランドに侵攻。ワルシャワの放送局で演奏するユダヤ系ピアニストのシュピルマンは、家族もろともワルシャワ陥落後ゲットーに移住させられる。やがて、家族もろとも強制収容所に送られるなか、シュピルマンは警察の友人の手で一人収容所行きを免れる。ゲットーを脱出し、知人の助けを借りて隠れ家を転々とし、飢えと闘いながらかろうじて生きながらえていた彼だが、ついにドイツ人将校に見つかり……。

 薄暗い廃屋で、シュピルマンがドイツ人将校の前でショパンのバラード第1番を弾くシーンは映画史に残る名シーン。自分の命は目の前の将校にゆだねられている。これが最後の演奏になるかもしれない。シュピルマンの悲痛な心の叫びが聞こえてくるかのような、命懸けの演奏場面だ。静寂の夜に、月光に包まれたシュピルマンの姿は神秘的で、この1シーンはまさにスクリーンで観てこそ価値がある。(編集部・石井百合子)

戦場のピアニスト
本作でオスカーを受賞したエイドリアン・ブロディ(C)2002 STUDIOCANAL HERITAGE FILMS STUDIO BABELSBERG RUN TEAM Ltd

映画『戦場のピアニスト』(デジタル・リマスター版)は8月28日よりTOHOシネマズシャンテ(1週間限定モーニングショー上映)ほか全国順次公開

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