オダギリジョー、演じた主人公に「興味ない」とぶっちゃけ!

第28回東京国際映画祭

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ぶっちゃけ発言を連発したオダギリジョー

 俳優のオダギリジョーが26日、都内・六本木ヒルズで行われた第28回東京国際映画祭コンペティション部門出品作品『FOUJITA』の記者会見に、共演者の中谷美紀小栗康平監督、プロデューサーのクローディー・オサールと共に出席した。実在の日本人画家・藤田嗣治を演じたオダギリは、「(藤田について)役をいただくまでは正直知らなかったし、今も特に興味があるわけではない」といきなりぶっちゃけ。小栗監督から「言い過ぎです!」と笑顔でたしなめられ、会場は大爆笑に包まれた。

【写真】微笑みも見せたオダギリジョー、映画『FOUJITA』会見フォトギャラリー

 本作は、映画『死の棘』で第43回カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリと国際批評家連盟賞をダブル受賞した小栗監督が10年ぶりに挑んだ新作。「戦争の多い20世紀を生きたがゆえに多くの矛盾を抱えた男の人生を、戦後70年を機に撮りたかった」と小栗監督が語るように、1920年代からフランスを中心に活躍した日本人画家・藤田嗣治が時代に翻弄されながらも生き抜くさまを静かな視点で描き出す。

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 オダギリは藤田について「興味がない」と発言しながらも、「出来上がった作品を観て、久しぶりに『ああ、いい映画を観たなぁ』と思いました。オダギリジョーという役者の幅をいくつもいくつも超えられた気がします」と自信をにじませた。

 また、劇中披露した流ちょうなフランス語については、「台本がすでにあったので丸暗記ですね。ただ先生の読み方が棒読みなので、そこに感情を乗せてどう演じるかが難しかった」と吐露。演技プランに関しても、「監督に丸投げですね」とオダギリが率直にコメントすると、すかさず小栗監督がフォロー。「丸暗記とか丸投げとか先ほどから出ていますが、これは決してマイナスじゃない。全てを『預ける』ということはとても勇気がいること。全身を使って、藤田に自分を感覚的に委ねていく、こういう役者は本当に少ない」と絶賛していた。

 一方、藤田の5番目の妻・君代を演じた中谷は、「自分は何も持っていないけれど、藤田の美意識にそぐう人間でありたいと思う姿、その反面、藤田の自由さに踏み込めない壁を感じながら演じさせていただきました」と語っていた。(取材:坂田正樹)

映画『FOUJITA』は11月14日より角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかにて全国公開  
第28回東京国際映画祭は31日まで六本木ヒルズ、新宿バルト9、新宿ピカデリー、TOHOシネマズ新宿ほかにて開催中

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