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『ザ・コーヴ』出演のイルカ解放活動家、日本入国を拒否されていた

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リック・オバリー
リック・オバリー - Joshua Blanchard / Getty Images

 和歌山県太地町で行われているイルカ漁をとらえた映画『ザ・コーヴ』に出演していたイルカ解放活動家リック・オバリーが22日、成田空港で日本への入国を拒否されていると自身が創設した団体 Dolphin Project のホームページで発表した。

【写真】映画『ザ・コーヴ』ギャラリー

 同サイトによると18日午後に成田に到着したリックは、観光ビザで日本へ入国しようとしたところ、太地町に滞在する環境保護団体シーシェパードと彼が関係を持っていることや、今回の彼の滞在目的が単なる観光であると判断できない等の理由により入国を拒否されたという。リック氏は、この入国管理局による拒否理由を否定しており、同局からの出国命令を拒否したという。

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 また、自身の息子を通じて「日本政府は、イルカの虐殺に反対する人々を厳しく取り締まっている。私はねつ造された罪によって幽閉されている。何も法は犯していないのに、もう72時間も拘留されている」とコメントしている。

 映画『ザ・コーヴ』は日本の和歌山県太地町でのイルカ漁を題材にした第82回アカデミー賞ドキュメンタリー長編賞受賞作。リックは同作の中でイルカの保護を訴えるため来日し、リックと一緒に行動した撮影隊は、漁の模様を隠し撮りで撮影していた。(編集部・海江田宗)

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