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『るろ剣』大友監督、小栗旬主演『ミュージアム』で特殊造形と風俗描写にこだわり

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大友啓史監督の演出を聞く小栗旬
大友啓史監督の演出を聞く小栗旬 - (C) 巴亮介/講談社 (C) 2016 映画『ミュージアム』製作委員会

 『ハゲタカ』や『るろうに剣心』シリーズなどを手がけてきた国内屈指のヒットメーカー・大友啓史監督がインタビューに応じ、小栗旬を主演に迎えた最新作『ミュージアム』でこだわり抜いた、特殊造形や風俗描写について語った。

【写真】大友監督こだわりの美術セット!

 本作は「週刊ヤングマガジン」で連載された巴亮介による同名漫画の実写化作品。雨の日に次々と猟奇殺人を犯すのは、カエルのマスクを被った不気味な“カエル男”だった。「ドッグフードの刑」「母の痛みを知りましょうの刑」など、凄惨な殺人を演出し“アーティスト”を自称する彼の犯行現場には、いつも謎のメモが残されている。捜査を進める沢村刑事(小栗)は、ある出来事と事件との関連性や、カエル男の次なるターゲットを知るうちに絶望的状況へと陥れられていき……。

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 『るろうに剣心』シリーズが“アクション”であったのに対し、今回は“現代的な風俗描写”と語る大友監督。原作の端に出てくるキャラクターにまでこだわり抜いたキャスティングによって“今の時代を拾う丁寧でリアルな風俗描写”を実現し、“今、身の回りで起きている出来事”という設定の物語を活写したと熱く説明する。

 また、原作を読んで死体の中に犯人の美意識を感じ取った大友監督は、「(カエル男が)現代社会をどう皮肉り、一人一人に刑罰を与えていくのか、そこが作り手としては面白い。その“カタチ”をちゃんと特殊造形として表す」とカエル男のマスクはもちろん、猟奇殺人被害者の“死体の有り様”を徹底的に作り込んだそうだ。そしてその言葉通り、この日報道陣向けに公開された美術セットは、細部まで熱意が込められた見事な出来栄えのものであった。

 完結後も熱狂的な支持を集める漫画の映画化という重責を担う大友監督。しかし、撮影の合間にインタビューに応じた大友監督からは、その手腕によって更に作品を昇華させることへの自信があふれていた。(編集部・海江田宗)

映画『ミュージアム』は今秋全国公開

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