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米シネコン 批判を受け映画中の携帯メール許可案を取りやめ

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AMCシアター
AMCシアター - Gabe Ginsberg / WireImage / Getty Images

 映画の上映中に若い世代に携帯電話の電源を切れというのは酷なため、劇場内での携帯メールの使用許可を検討しているとコメントしていた米シネコンAMCシアターのCEOアダム・アロン氏が、世間の批判を受けて取りやめることにしたと Us Weekly などが報じた。

 アロン氏はVariety誌のインタビューで映画鑑賞中も携帯メールを許可することを検討していると発言。これが報じられた後、インターネットでは、「あまりの馬鹿さ加減に頭が痛くなる。社会の一員としての礼儀正しさを子供たちに教えればいいだけだろう」「なら俺はもうAMCシアターには行かない」「ただでさえ映画館に行く人が少ないのに、これでまた減るだろう。映画1本も落ち着いて観られないような子供っぽい態度を取るなら最初から劇場に来なければいい」などの書き込みが多くみられた。

 これを受けアロン氏は考えを改めたという。声明では、SNSなどによる客の生の声、瞬時のフィードバックに耳を傾けていることを強調。「AMCでの携帯メールは禁止。今も、明日も、近い将来も許可しません」「お客様はこのアイデアを望んでいないのだということをはっきりと理解しました」「このアイデアは編集でカットとなりました」などと言っている。また、今後は劇場やシステムのアップグレードに力を入れていくと言い、映画鑑賞の妨げになるようなことはしないと約束している。(澤田理沙)

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