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『シビル・ウォー』離れ業を演じた兄弟監督が証言!キャップとアイアンマンの関係は特別

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ウィンター・ソルジャー(セバスチャン・スタン)とキャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)を演出するジョー・ルッソとアンソニー・ルッソ
ウィンター・ソルジャー(セバスチャン・スタン)とキャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)を演出するジョー・ルッソとアンソニー・ルッソ - (C) 2016 Marvel.

 キャプテン・アメリカとアイアンマンの対立から始まるマーベルキャラクター同士の一大バトルを描いた『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(4月29日公開)を監督したアンソニー・ルッソジョー・ルッソ兄弟が本作について語った。

【動画】スパイダーマン登場!『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』予告編

 初登場のスパイダーマンを含め数多くのヒーローが入り乱れてバトルを繰り広げる本作。ルッソ兄弟は、この複雑な物語を見事にまとめ上げ、全ての登場人物に十分な見せ場を用意するという、まさに離れ業を披露している。

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 前作『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』が高評価された二人には、ほかの兄弟監督のような役割分担はなく、好きな映画も同じ。そろって無類の映画好きで、アンソニーが「この映画で僕らはデヴィッド・フィンチャー監督の『セブン』を参考にした。登場人物が破滅的なラストに突き進んでいく部分をね。それにブライアン・デ・パルマ監督の作品についても考察したよ」と語ると、ジョーが「この映画の3幕目にあたるパートは、デ・パルマ監督の『ミッドナイトクロス』とすごく似ている。それに、全く別の物語が重なっていく部分はコーエン兄弟の『ファーゴ』のようなんだ」と続ける。

 そんな二人は、劇中で激突するキャプテン・アメリカ=スティーブと、アイアンマン=トニーの関係について「二人はあまりにも違う存在だ。トニーは皮肉屋で自己中心的、スティーブは謙虚で希望にあふれている。そのコントラストがとても面白い」と証言。さらに「劇中トニーが、自分の父親がいかにスティーブに心酔していたかを語るシーンがあるんだ。彼の父親はキャップの誕生に関わっていたからね。そして父親が、自分よりキャップの方が最高の存在のように話す姿にフラストレーションを感じていたと明かすんだよ。それは、観客がトニーに共感を覚える助けになる」と二人の複雑な関係を明かす。

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 一方、キャップの親友で物語のカギを握る暗殺者ウィンター・ソルジャーことバッキーについて「バッキーはキャップにとって、かつての彼の人生を知る唯一の存在になるんだ」と語ったアンソニー。キャップはバッキーのため組織を裏切る決断を下すことになり、「彼らのそういった複雑な関係が好きなんだよ。僕らはこの映画の核は、彼ら三人を戦わせることだと思っていたんだ」と告白した。

 また同時に、「これまでマーベル映画のキャラは、大人としての問題を抱えていた。だからスパイダーマンのような経験豊富なヒーローが共演すれば興味深い対比が生まれると思ったんだ」とスパイダーマンも重要な要素だったと証言。「彼は銃撃戦に連れて来られた子供なんだ。どうすればいいかはっきりとはわからない中、ベストを尽くそうと行き当たりばったりに活躍するよ」と語ると、スパイダーマンが最も好きなヒーローだという兄弟は、「彼を映画で描く機会を与えられるなんて、まさに夢が実現したみたいだったね」と満面の笑みを浮かべた。(編集部・入倉功一)

スパイダーマン登場!『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』予告編 » 動画の詳細
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