『シン・ゴジラ』はリアル怪獣シミュレーション!庵野秀明の徹底取材

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徹底したリサーチを経て『シン・ゴジラ』に挑んだ庵野秀明総監督 - (C) 2016 TOHO CO.,LTD.

 東宝が約12年ぶりに製作する『ゴジラ』シリーズ最新作『シン・ゴジラ』(7月29日公開)で総監督・脚本を務めた庵野秀明の徹底したリアリティーへのこだわりを、プロデューサーの佐藤善宏が語った。

 現代日本に出現したゴジラの脅威に立ち向かう、官僚たちや自衛隊員たちの奮闘も見どころとなる本作。佐藤プロデューサーによると、庵野総監督は撮影に先立ち防衛省に協力を要請。脚本執筆の段階から自衛隊とミーティングを持つなど、徹底したリサーチを行った。

実際に日本でゴジラが出現したら? - (C)2016 TOHO CO.,LTD.

 「こういった巨大な生物が現れた場合、防衛出動になるか、治安出動になるのか、そんなところからスタートして、どのような武器で対処するのか、など何時間もかけて話をお聞きしました」と証言する佐藤。さらに庵野総監督は自衛隊員の号令など、セリフについても「伝わりやすさではなく、リアルなセリフ」を求めたといい、「完成した映画でファンタジーなのはゴジラだけ」というほど、リアリティーを追求した。

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 脚本執筆中、庵野総監督は疑問がわくとその都度、製作側を通して聞ける範囲で政府機関・官僚などに確認してほしいと連絡してきたという。「今回スタッフロールは1,500人規模ですが、政治家や官僚、自衛隊をはじめ、さまざまな形で協力していただいた方の数はその倍以上はいるでしょう」という佐藤。

『シン・ゴジラ』制作の過程を振り返る佐藤善宏プロデューサー

 結果として本作は、現在の日本に巨大な生物が出現したらどうなるかを描いた、リアルシミュレーション映画としての側面も持つ作品になった。日本が「本物の怪獣」の脅威を前にしたとき、政府は、国民は、どう立ち向かうのか。そのひとつの答えが本作には込められている。(取材・文:神武団四郎)

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