全米が騒然!ファーガソン黒人青年射殺事件を追ったドキュメンタリー映画

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共同監督を務めたデイモン・デイヴィス&サバー・フォラヤン監督 - Desiree Navarro / WireImage / Getty Images

 話題のドキュメンタリー映画『フーズ・ストリーツ?(原題) / Whose Streets?』について、サバー・フォラヤンデイモン・デイヴィスの共同監督が、8月11日の電話インタビューで語った。

 本作は、2014年8月9日にミズーリ州ファーガソンで起きた白人警官ダレン・ウィルソンによる黒人青年マイケル・ブラウンさん射殺事件に抗議した人々を追ったドキュメンタリー。コンビニで強盗を働いたマイケルさんの責任を主張する白人警官中心のファーガソン警察と、事件の不当な対応と長年の人種差別に対して暴動を起こす人々、「Black Lives Matter」を掲げて抗議する人々を追っていく。

 共同監督である二人が出会った経緯についてフォラヤン監督は「ニューヨーク在住のわたしは、マイケルが亡くなってから1か月後に撮影監督とセントルイス(ファーガソン近郊)に向かったの。現場の雰囲気を撮影しながらこの事件をいかに伝えようか考えていて、最初のインタビューを済ませたわ。それは現地の人々の声を聞いたもので、この撮影を続けるならば現地のコミュニティーに精通する人が必要だと思ったの。そこで現地の人々から薦められたのが、ビジュアルアーティストのデイモンだったのよ」と説明し、政治的な観点からもデイヴィス監督と意気投合したと語った。

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 現地のコミュニティーに参加する意義についてデイヴィス監督は「僕が参加した時点では、多くのメディアは現地の暴動を取り上げ、現地のコミュニティーや抗議者が同事件で伝えたいメッセージを取り上げていなかったんだ」と明かす。続けて、フォラヤン監督も「暴動だけを伝える主流メディアに人間的尊重の欠如を感じたわ。(黒人と警察の間で)過去に一体何が起きて、あるいはどんなことを体験したために、これほど長い間、緊張感のある状態(数か月の暴動)になったか全く伝えられなかったのよ」と不満を語った。

 同事件が起きる前のファーガソンやセントルイスの歴史についてデイヴィス監督は「ファーガソンはセントルイス郊外の都市で、同事件をファーガソンだけの出来事のように捉えているメディアもあるけど、セントルイス近郊ではおよそ1世紀にも及ぶ長年の人種差別問題があるんだ。例えば、(貧困層の)黒人ドライバーだけを対象に交通違反のカードを頻繁に切ったり、セントルイス市内のデルマー・ストリートでは、人種や教育などの背景による国際的な違いが道を挟んで存在したりするんだよ」と長きに渡り問題を抱えていることを明かした。(取材・文・細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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